1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11210203
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (B)
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Research Institution | National Institute for Fusion Science |
Principal Investigator |
山崎 耕造 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (50115648)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邉 清政 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助手 (00249963)
舟場 久芳 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助手 (40300727)
榊原 悟 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助手 (90280594)
本島 修 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (60109056)
山田 弘司 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教授 (20200735)
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Keywords | ヘリカル磁場配位 / プラズマ制御 / LHD / 定常反磁性測定 / 高パワーレーザー / 国際共同実験 |
Research Abstract |
本研究計画は、国際的に多様な磁場配位における実験を通じて定常核融合ヘリカルプラズマの物理解明を進め、先進的研究を進展させ定常核融合炉の展望を開くことを目的としている。ヘリカル系のプラズマ閉じ込め実験はその磁場配位が多様性なため、プラズマ特性の幅広い解明には、磁場配位の同定とその制御は極めて重要な課題である。これまで、LHD国際共同実験計画(LIME)の一環としてヘリカルプラズマの磁場配位・MHD平衡・安定性とそれらの制御の検討がなされてきており、特に本研究計画では、 (1)定常磁場測定、 (2)レーザー束によるプラズマ分布制御、 (3)プラズマ平衡とMHDモードの制御、の3つの課題を採り上げて推進してきた。 (1) 定常電磁計測開発 従来型の磁場計測器によるLHDプラズマの実験・解析を進めると同時に、新しい定常磁場計測の試作開発に取り組んできた。特に、本計画で進めている超伝導コイルを用いた定常反磁性測定の概念の検討を深め、ロシア・一般物理研究所からの研究者を招聘し、研究協力を推進して試作開発装置の設計・製作に着手し始めた。その結果は国際土岐会議で発表した。 (2) レーザー流束による制御研究 本年度は、主に原理的な検討を進めており、将来の展望を探るための研究打ち合わせを行ってきた。関連して、LHDへの不純物入射実験としてのレーザーブローオフ実験の準備も進められてきた。ロシア・トリニティ研究所からの研究者を招聘し、研究を深め、これらの成果を国際土岐会議で発表した。 (3) プラズマ制御開発 まだ研究の初期的段階であり、当初計画どおり今後2〜3年後に共同実験を立ち上げ予定である。本年度はその準備研究を行ってきている。
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