2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11210203
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Research Institution | National Institute for Fusion Science |
Principal Investigator |
山崎 耕造 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (50115648)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榊原 悟 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教授 (90280594)
柳 長門 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教授 (70230258)
成嶋 吉朗 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助手 (40332184)
渡辺 清政 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教授 (00249963)
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Keywords | ヘリカル磁場配位 / プラズマ制御 / LHD / 定常反磁性測定 / 高パワーレーザー / 国際共同実験 |
Research Abstract |
本研究計画は、国際的に多様な磁場配位における実験を通じて定常核融合ヘリカルプラズマの物理解明を進め、先進的研究を進展させ定常核融合炉の展望を開くことを目的としている。ヘリカル系のプラズマ閉じ込め実験はその磁場配位が多様性なため、プラズマ特性の幅広い解明には、磁場配位の同定とその制御は極めて重要な課題である。これまで、LHD国際共同実験計画(LIME)の一環としてヘリカルプラズマの磁場配位・MHD平衡・安定性とそれらの制御の検討が国際的なネットワークの下でなされてきており、特に本研究計画では、磁場配位とプラズマ制御研究として、(1)定常概念と計測開発:ロシアのグループとの共同研究として定常反磁性測定、(2)内部詳細解析:スペイン、ドイツのグループとの共同研究としてプラズマ分布輸送制御と詳細解析、(3)外部制御と磁場配位実験:ロシア、スイスのグループとの共同研究としてプラズマ平衡とMHDモードの制御・解析、の3つの課題を推進してきた。 その成果は以下のようにまとめられる。 (1)電磁的な定常プラズマエネルギー測定の開発実験をすすめ、ヘリカルコイルを用いた測定と有限ベータ値のプラズマ平衡解析によるモデリングを進めた。 (2)3次元輸送解析を進め、データベース解析、不純物解析、異常輸送解析を国際協力で明確化した。特に、新古典輸送と異常輸送との比較検討を進めた。 (3)新磁場配位の模索研究として、N=1コンパクト化の新準対称配位、コイル単純化のトカマク・ステラレータ混成の球状新配位を提案し、その予備プラズマ実験を進めた。 これらの科学研究費研究の新しい成果を基に、現在も新たな独創的な磁場配位を用いた閉じ込め研究の展開を進めています。
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Research Products
(6 results)