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1999 Fiscal Year Annual Research Report

自然環境下でのプラスチックの生分解性評価

Research Project

Project/Area Number 11217206
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (B)

Research InstitutionUniversity of Toyama

Principal Investigator

竹内 茂弥  富山大学, 教育学部, 教授 (20019053)

Keywords自然環境下 / プラスチック / 生分解性評価
Research Abstract

6種類の試験片(バイオポール、マタービー、ラクティ、ビオノーレ、セルグリーン、ユーペック)を、土壌中(富山大学農場、富山県工業技術センター敷地、産廃埋め立て地の3ケ所)、河川水中、海水中、下水処理槽中および暴露の条件下に設置した。これまでに取り出された、30日、60日、120日の3回の試験片について、各設置場所および各試験片ごとの重量保持率の変化について報告する。
(1)設置場所による重量保持率の変化
下水処理槽中での重量変化が最も大で、次いで河川水中、富山大学農場、海水中の順になっている。同じ土壌中でも、県工業技術センター敷地および産廃埋め立て地の場合は、畑地でないなどのために微生物の活動が制限されるためか、この期間内では分解はあまり認められない。畑地は作物や肥料など有機物を多く含んでいるため、土壌中に有機高分子である樹脂を分解することの出来る菌の存在する割合が高いと考えられる。
(2)試験片の種類による重量保持率の変化
ラクティの重量変化が最も小で、次いでセルグリーンであるが、下水処理槽の場合を除くと、バイオポールとユーペックもセルグリーンと同程度の重量変化である。次いで、ビオノーレで、最も重量の変化が大きいのがマタービーである。ただし、下水処理槽の場合のみビオノーレ、ユーペック、バイオポールが、他より重量の変化が大きくなっている。これらの試験片の下水処理槽中での重量変化が大きいのは、いづれも微生物分解性の脂肪族ポリエステル系であることと下水処理槽の活性汚泥中には微生物が豊富に存在することなどが考えられる。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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