1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11219101
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (B)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
宮原 三郎 九州大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70037282)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 正明 東京大学, 気候システム研究センター, 教授 (70188051)
田中 浩 名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 教授 (00115594)
余田 茂男 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (30167027)
神沢 博 国立環境研究所, 大気圏環境部・大気物理研究室, 室長(研究職) (20150047)
塩谷 雅人 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 教授 (50192604)
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Keywords | 成層圏 / オゾン / 物質循環 / 大気大循環 |
Research Abstract |
本研究は,特定領域研究(B)「成層圏力学過程とオゾンの変動およびその気候への影響」の総括班であり,中層大気研究者の特にデータ解析・数値モデルによる研究を主体とする研究グループを編成して,「成層圏オゾンと大気大循環の変動に関する研究」,「大気微量成分の時空間変動を通して見た熱帯成層圏-対流圏結合」,「高分解能大気大循環モデルの開発と成層圏物質循環の研究」,「大規模大気波動に伴う物質輸送とその季節変動・年々変動」の4計画研究を総括する. 平成11年10月18〜19日の2日間に渡って第1回の総括班会議を九州大学で開催し,今後の各計画研究および全体の研究計画の詳細な立案を行った.ここで議論された研究計画を研究分担者・研究協力者に周知し更にその内容を深めるため,福岡で日本気象学会が開催されるのを機に平成11年11月27日に九州大学で第1回の代表者分担者全体会議を平成11年11月27日に九州大学で開催した.代表者・分担者・協力者あわせて21名が参加し,各計画研究について討論を行い,研究計画のリファインを行った.総括班会議の結論に基づいてシンポジウムの具体的企画を行い,そのプログラムを確定した. 第1回公開シンポジウムを平成12年2月21〜22日に,九州大学で開催した.全国から総勢54名の参加があり,活発な研究発表および討論を行った.シンポジウムでは本特定領域研究分担者による一般講演を実施した. 研究計画の推進状況の広報活動としてニュースレター第1号を発行し,研究計画の周知をはかった.
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Research Products
(5 results)
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[Publications] S. Miyahara, Y. Miyoshi, and K. Yamashita: "Variations of Migrating and non-migrating tides simulated by the middel atmosphere circulation model at Kyushu University"Adv. Space Res.. 24・11. 1549-1558 (1999)
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[Publications] Shiotani, M., Fujiwara, M,. Xie, S., Hashizume, H., Saito, T., Watanabe, T. and Hasebe. F.: "SOWER/Pacific-the Shoyo-maru Pacific Ocean -Atmospheric Survey"SPARC Newsletter. 14(in press). (2000)
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[Publications] 長谷部文雄・塩谷雅人: "SOWER/Pacific(Sounding of Ozone and Water in the Equatorial Region/Pacific Mission)について"天気. 47・1. 46-51 (2000)
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[Publications] Murata, I., Fukuma, N., Ohtaki, Y., Fukunishi, H., Kanazawa, H., Nakane, H., and Shibasaki, K.: "Measurements of O3 and N2O in Alaska with a tunable diode laser heterodyne spectrometer"Adv. Space Res.. 24・12. 1623-1626 (1999)
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[Publications] Sasano, Y., Terao, Y., Tanaka, H.L., Yasunari, T., Kanazawa, H., Nakajima, H., Yokota, T., Nakane, H., Hayashida, S., and Saitoh, N.: "ILAS observations of chemical ozone loss in the Arctic vortex during early spring 1997"Geophys. Res. Lett.. 27・2. 213-216. (2000)