1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11221101
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (B)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
花田 修治 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (10005960)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 龍三 東北大学, 大学院・工学研究所, 教授 (20005341)
馬越 佑吉 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00029216)
榎 学 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教授 (70201960)
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Keywords | 複合機能化 / 材料協調設計 / 界面制御 / 複合材料 |
Research Abstract |
第1回の研究会を平成11年10月7日(木)に開催し、各班から提案された研究課題と研究計画の妥当性を議論し、研究会終了後、総括班会議で総括した。まず、研究会では、この特定領域研究においては、世界に誇れる独創的な研究成果を出すことを求められていると研究代表者から挨拶があった後、各研究班代表者が個別の研究計画を説明し、これらについて全体で討論した。具体的な研究課題として提案されたのは、1.複合機能化プロセス・材料開発班では、「減圧プラズマ溶射を用いた耐熱材料の高機能化」、「Mo基in-situサーメットの協調機能設計」、「複合機能調和Nb基複相合金の開発」、「原子レベルのシミュレーションによる合金の特性評価」、2.複合機能化ミクロ組織因子・界面制御班では、「複合機能化ミクロ組織因子・界面制御」、「Fe-Ni合金双結晶のマルテンサイト変態に及ぼす料界性格の影響」、「Nbsi_2/MoSi_2二相シリサイドの組織制御」、3.複合機能化材料設計班では、「金属系複合機能材料設計・開発・評価」、「多層膜系機能性材料設計・開発・評価」、「液体急冷法による組織制御と特性評価」、4.複合機能粉体プロセス・材料開発班では、「機能複合化粒子の作製と粒子配列技術の開発」、「構造用セラミックスの複合機能化(ノイズモニタリングによる放電焼結の制御)」、「圧電セラミックスの傾斜機能複合化」、5.協調システム材料設計班では「金属系複合材料によるセンサー・アクチュエーターの開発」、6.協調システム材料の信頼性評価班では、「複合機能材料の界面挙動の動的評価」である。本特定領域研究は、"界面"に焦点を当てて多機能複合材料を開発することを目的としているが、構成相単相の研究から、複合機能化の設計、プロセス、システム開発と多岐にわたる材料研究者を組織化している。この組織は複合材料開発の新展開を図るために計画され、それが特徴になっているものの、連携をとりにくい恐れもある。そのため、総括班は電子メールその他で各班と連絡を密にとっており、平成12年3月25日には平成11年度の第2回研究会と総括班会議を計画している。
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