2000 Fiscal Year Annual Research Report
高性能マグネシウムの新展開-21世紀の超軽量金属材料-
Project/Area Number |
11225101
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
小島 陽 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (60016368)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
茂木 徹一 千葉工業大学, 工学部, 教授 (00083824)
森 邦夫 岩手大学, 工学部, 教授 (80003870)
東 健司 大阪府立大学, 工学部, 教授 (50173133)
鎌土 重晴 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (30152846)
相澤 龍彦 東京大学, 工学部, 教授 (10134660)
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Keywords | マグネシウム合金 / 組織・構造制御 / 表面・界面制御 / リサイクル / 軽量化最適設計 / 半溶融成型加工 / 新機能創製 / 表面改質 |
Research Abstract |
特定領域研究は、関連する研究者同士の情報交換はもとより共同で実施する研究会、ワークショップ等の連絡を密にし、より資質の高い、内容の濃い議論を深めることで、共通の研究課題を推進するところに特徴がある。そのため、これまでに既に3回ニュースレターを発刊し、グループ構成員、関連研究者などに、本特定領域研究に関連する情報を伝えた。昨年6月および本年1月には、それぞれ盛岡および大阪にて成果報告会を行った。これまでの研究の中で、マグネシウムの新しい表面改質法の開拓、マグネシウム・プロセス技術展開、マグネシウム基機能性合金創製と応用展開など、ポイントとなるべき成果が得られている。それらの成果を国内外へ情報発信するとともに、外部からの評価を受けることを目的として、昨年7月に国際ワークショップを開催した。外国からの著名なマグネシウム研究者および技術者の招待講演を含めて合計48件の講演が行われ、参加者は115名に達した。評価委員からは高い評価を受けるとともに、今後、リサイクルを念頭においた研究を推進して欲しい旨のコメントを頂いている。一方では、研究推進のための材料を総括班で一括して購入し、履歴が同じ試料を各研究グループに配布し、それらを用いた研究・評価を行うことにより、データの互換性を高めるといった連携を取るようにした。 領域研究の開始より、マグネシウムの持つ多様性を網羅するために、広範囲な研究分野を対象に研究してきた。その結果、多くの興味ある研究成果が見出されてきた。同時に、いくつかの研究分野では、さらに深く、基礎的な研究を行う必要性も指摘されてきた。それ故、今後の2年間で達成されうる成果をより充実させるために、3つの学術展開グループ(リサイクルグループ、合金・構造設計グループ、機能開発グループ)に分けて重点化し、そのグループごとに研究集約するとともに、互いのグループ間の連携を深化することとした。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Yo Kojima: "Platform Science and Technology of Magnesium Alloys"Materials Science Forum. 350-351. 3-18 (2000)
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[Publications] Ed.by Y.Kojima,T.Aizawa and S.Kamado: "Magnesium Alloys 2000 (Materials Science Forum Vols.350-351)"Trans Tech Publications. 369 (2000)
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[Publications] 企画世話人:東健司,相澤龍彦,鎌土重晴: "日本金属学会分科会シンポジウム予稿「マグネシウムの基礎と応用」"日本金属学会. 31 (2001)