1999 Fiscal Year Annual Research Report
知的活動支援を目的としたエピソード映像記録のための情報要約機構
Project/Area Number |
11230201
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
川嶋 稔夫 北海道大学, 工学研究科, 助教授 (20152952)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 由直 北海道大学, 工学研究科, 教授 (90001180)
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Keywords | 記憶支援 / エピソード記憶 / 情報端末 |
Research Abstract |
・個人映像記録の画像の意味内容に基づく要約 身体に装着された小型カメラの映像記録から、画像の意味内容に基づいてエピソードに関わるイベントの検出を行った。1)映像からの主要登場人物の検出、2)映像特微量の時間的変動による視覚環境変化の検出を検討した。実験の結果、映像の階層化が想起に効果的であることがわかってきたので、2)の点に重きを置いて映像収集を行った。 現在、1)色相ヒストグラムの時間変化、2)エッジ分布、輝度値変化、3)シーン変化の仕方の無矛盾これらを使って安全にエピソードの階層化が実現できるようになっている。 ・エピソード映像のブラウジング方式の検討 エピソードの時空間的階層化による想起の改善が明らかになってきたので、エピソード映像候補を静的あるいは動的に表示し、これに対するユーザの視線を追跡して、映像の重要性と視線の動きの関係を解析する方法が有望である。現在、エピソードの動的表示と活動性眼球運動の検出による、エピソードに対する興味の度合いの検出法について実験装置を作成中である。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] T.Iijima: "Personal History Management by Monitoring Action in Everyday Life"Proc. Int. Workshop on Soft Copmputing in Industry. 383-388 (1999)
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[Publications] 石上陽一: "日常生活における視点映像の階層的セグメンテーション"電子情報通信学会技術報告 PRMU. 99・124. 165-172 (1999)