2001 Fiscal Year Annual Research Report
ビデオサーベイランスのための全方位画像を用いた視覚増強機構
Project/Area Number |
11230206
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
横矢 直和 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (10252834)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬場口 登 大阪大学, 産業科学研究所, 助教授 (30156541)
竹村 治雄 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (60263430)
山澤 一誠 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (40283931)
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Keywords | サーベイランス / 遠隔監視 / イベント検出 / 全方位画像 / 視覚増強 / 視覚情報メディア |
Research Abstract |
本年度は、以下の研究を実施した。 1.全方位ビデオストリームからのイベント検出 本研究で設計・試作した高精細全方位画像センサHyperOmni Vision HDを用いた、背景差分に基づく移動物体抽出とフレーム間の動き解析による、進入、退出、静止、作業、物体操作のイベント検出方式の評価・改良を行った。実験により、多地点での複数イベントの同時発生を約3フレーム/秒で検出可能であることを確認した。 2.全方位ビデオストリームの要約化 長時間に渡る全方位ビデオ映像からイベント発生部分を上記1の手法により自動抽出し、イベント発生の時間と空間(場所)を関係づける時空間インデキシング法を開発した。 3.要約ビデオストリームの視覚化 イベント発生の時間と空間を関係づけて一覧できるイベント時空間可視化法を開発するとともに、一覧画面内の任意のイベントに対応したビデオ映像をブラウジングするためのインタフェースを開発した。 4.プロトタイプシステムの開発 これまでの成果を統合して、実時間型サーベイランスシステムと蓄積再生型サーベイランスシステムの2種類のプロトタイプを開発した。実時間型システムにおいては、観察者の視線検出に基づく能動的遠隔モニタリングとイベントの自動検出に基づく受動的遠隔モニタリングが可能である。また、蓄積再生型システムは、上記3の成果をシステム化したイベント時空間可視化システムである。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 島村 潤: "全周パノラマステレオ画像とCGモデルの合成による複合現実環境の構築"情報処理学会論文誌:コンピュータビジョンとイメージメディア. 42・SIG6. 44-53 (2001)
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[Publications] 山口 晃一郎: "全方位動画像を用いた両眼ステレオ画像の実時間生成によるテレプレゼンス"電子情報通信学会論文誌(D-II). J84-D-II・9. 2048-2057 (2001)
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[Publications] 八木 康史: "全方位ビジョン:センサ開発と応用の最新動向"情報処理学会論文誌:コンピュータビジョンとイメージメディア. 42・SIG13. 1-18 (2001)
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[Publications] 横矢 直和: "全方位ビデオカメラを用いた視覚情報メディア"情報処理学会論文誌:コンピュータビジョンとイメージメディア. 42・SIG13. 59-70 (2001)
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[Publications] Haruo Takemura: "Video surveillance system using multiple omnidirectional image sensors"Proc. Int. Workshop on Pattern Recognition and Understanding for Visual Information Media. 81-86 (2002)
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[Publications] Noboru Babaguchi: "Event based indexing of broadcasted sports video by intermodal collaboration"IEEE Trans. on Multimedia. 4・1. (2002)