2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11236101
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
嶋 昭紘 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (60011590)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 信義 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50162706)
長濱 嘉孝 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 教授 (50113428)
鈴木 範男 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20082133)
城石 俊彦 国立遺伝学研究所, 系統生物研究センター, 教授 (90171058)
岩槻 邦男 立教大学, 理学部, 教授 (10025348)
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Keywords | 総括班会議 / 知的所有権 / 公開シンポジュウム / 公開講座「メダカの学校2001」 / 市民 / 基礎知識の啓蒙 |
Research Abstract |
平成12年度には総括班会議を2回開いたが、それ以外にEメイルとファックスによる情報交換も頻繁に行った。第1回総括班会議では、発足して2年近くが経過した「メダカゲノム再編」領域における研究の進捗具合と問題の所在の有無を特に注意深く把握しようとした。その結果、研究の推進については特段の問題はないと判断した。今後、研究の進展に伴い、特許申請等「知的所有権」に関わる事項が発生する可能性があり、当領域構成員による予備的検討の必要性を指摘した。また、平成12年度から新設された特定領域Cには当領域と関係が深い「統合ゲノム」領域があり、さらにその中には「小型魚類」としてメダカを用いた研究組織が出来たとのことであったが、詳しい情報が無く、今後情報の収集を行うこととした。平成13年1月には、公開シンポジュウムと公開講座「メダカの学校2001」を東京神田の学士会館で開催し、その折りに、今年度2回目の総括班会議を開いた。総括班会議では、今年夏に予定されている「ヒアリング」に向けての対応と、当領域終了後のメダカ研究のあるべき姿について、種々意見が交わされた。公開シンポジュウムでは、領域班員によるホットな研究成果の報告と、関連研究分野のゲストによる特別講演があった。公開シンポジュウム終了後の午後5時から、公開講座「メダカの学校2001」を、市民一般を対象に午後7時過ぎまで開催した。この公開講座は、メダカ研究について、市民の方々にその基礎知識を啓蒙するとともに、当領域で得られた成果をわかりやすく解説すること、さらには市民からの質問に回答すること、を目的に今年から開催することにした。当日は週日であったにも関わらず、小学生1名、中学生6名、高校生9名、小学校教諭3名、中・高校教諭8名、一般市民3名が参加され、活発な質疑応答が行われた。
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