2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11239101
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
吉川 寛 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (70019876)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平岡 泰 郵政省通信総合研究所, 生物情報研究室, 室長
山本 正幸 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (40114706)
舛本 寛 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 講師 (70229384)
菊池 韶彦 名古屋大学, 医学部, 教授 (40283428)
水野 重樹 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (90112903)
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Keywords | 染色体 / 染色体機能 / 染色体高次構造 / セントロメア / テロメア / 複製開始点 / 人工染色体 / 組換え |
Research Abstract |
1.学会外活動 今年度、総括班としては1)2000年8月における班会議、2)2000年11月の広島での国際ワークショップ、3)2001年2月の名古屋における総括班会議、を運営した。昨年8月の班会議は班員および、各班員とともに実験を進めている若手の研究者達の発表を促す事で、より生に近いデータを提示し、評価し合う場として運営した。総括班員にも積極的に発表してもらい、各班員間の研究交流を学生も含んだ形で促進できた。広島におけるワークショップでは関連分野の外国人6名を招聘し、国内外合わせての総参加人数90名という規模で行われた。若手研究者を中心に構成した会という事もあり、非常に活発な議論が随所で見られ、班員にとり有意義な会であった。その後の外国人研究者との研究交流もより親密な形で続けられており、本研究班の研究運営に果たした役割は大きい。本年2月の総括班会議は、来年度に予定されているヒヤリングに備え、総括班員に現状を示す事で批判を頂き、各班員の研究運営の参考にする事を想定して行った。発表時間20分、質疑応答5分という比較的余裕のある時間を与えられ、各班員とも、それぞれの研究の問題点、改善点まで十分に厳しく議論できた会となった。 2.班員間の研究交流 本研究班で昨年度購入したマイクロアレイ装置を用いて太田、菊池、土屋らはそれぞれの作出した変異株の転写解析を、白髭は蛋白の結合領域をゲノムレベルで同定する新しい方法論を確立した。当初、アレイデータ解析に各班員とも苦労したようであるが、その成果の一部を論文に発表すると共に本研究班のホームページでも公開することが出来た。今年度、奥村らが購入した細胞内遺伝子たんぱく蛍光検出装置は、今後、酵母細胞にもその技術を応用していき、班全体で使用していくつもりである。実験の詳細につては各班員の報告書を参照されたい。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Yoshikawa,H.: "To open or not to open that is the question : replication of an entire chromosome."Cellular and Molecular Life Sciences. (in press). (2001)
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[Publications] N.Sugata,S.Li,W.Earnshaw,T.Yen,K.Yoda,H.Masumoto,E.Munekata,P.Warburton and K.Todokoro:: "Human CENP-H multimers colocalize with CENP-A and CENP-C at active centromere-kinetochore complexes."Human Mol.Genet,. 9. 2919-2926 (2000)
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[Publications] Masahiro Nogami,Atsushi Kohda,M.Nakao,H.Taguchi,T.Ikemura,and K.Okumura,: "Relative Locations of the Centromere and Imprinted SNRPN Gene within Chromosome 15 Territories During the Cell Cycle in HL60 Cells"J.Cell Sci.. 113. 2157-2165 (2000)
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[Publications] Tatsumi Y,Tsurimoto T,Shirahige K,Yoshikawa H,Obuse C.: "Association of human origin recognition complex 1 with chromatin DNA and nuclease-resistant nuclear structures."J.Biol.Chem.. 275. 5904-5910 (2000)
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[Publications] Y.OKADA,Y.ITO,A.KIKUCHI,Y.NIMUR A,S.YOSHIDA and M.SUZUKI: "Assignment of functional aminoacids around the active site of human DNA topoisomerase llα""J.Biol.Chem.275,24630-24638(2000). 275. 24630-24638 (2000)