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1999 Fiscal Year Annual Research Report

TeVガンマ線観測による超新星残骸での衝撃波加速の解明

Research Project

Project/Area Number 11304015
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (A)

Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

谷森 達  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (10179856)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西嶋 恭司  東海大学, 理学部, 助教授 (40202238)
田村 忠久  神奈川大学, 工学部, 助手 (90271361)
窪 秀利  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (40300868)
Keywords高エネルギーガンマ線 / チェレンコフ光望遠鏡 / 超新星残骸 / 宇宙線起源 / 衝撃波加速
Research Abstract

特定研究A『高エネルギーガンマ線天体』計画研究Bでオーストラリア、ウーメラに設置した7m解像型チェンレンコフ光望遠鏡によるSub-TeV領域の試験観測が11年5月から始まった。
[1]データ解析状況
7m解像型チェンレンコフ光望遠鏡による試験観測データを基に望遠鏡のトリガーに関するパラメタ、たとえば光電子増培管(PMT)の閾値、やトリガーに関するPMTの数、また集光器の効率、鏡の反射率などすべて実際のデータから求めることに成功、それらのデータを基にシミュレーションを行ないガンマ線、宇宙線に対しての観測可能なエネルギー閾値を求め、ガンマ線に対しては250GeV、宇宙線に対しては700GeV程度であることが分かった。これはシミュレーション結果と実際の宇宙線スペクトルからも同様な結果を得ている。さらに12月からTeV領域の標準光源であるかに星雲を観測し現在データを解析中である。
[2]カメラおよびオンライン増強
この科研費は、望遠鏡のカメラの視野の増強とADCを補強し、ガンマ線最構成の効率を上げることが目的である。今年度、増強用のPMTおよびPアンプBOX、またデータ収集を4倍程度高速にするためのデータ転送モジュールやCPUを購入、試験を行ない達成できることを確認。これらと東大宇宙線研の経費で購入したADCなどを、2月にオーストラリアに送りだし、3、4月にカメラ、および読みだし回路の増強を行なう。この解像で視野がトリガーに使用する領域が1度程度拡大される。またデータ収集速度は4倍以上高速になり、エネルギー閾値を下げることが出来る。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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