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1999 Fiscal Year Annual Research Report

金属ー硫化物からみたコンドライト隕石の成因

Research Project

Project/Area Number 11304035
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (A)

Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

土山 明  大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (90180017)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松田 准一  大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80107945)
Keywords高分解能X線CT装置 / 実効光子エネルギー / コントラスト分解能 / 神戸隕石 / 3次元構造解析ソフト / スパイラル状ザクロ石
Research Abstract

研究期間の初年度である本年度は、主として備品として購入した高分解能X線CT装置の性能チェックと、これにより撮影した像に関する3次元構造解析ソフトの開発をおこなった。
X線CT装置の性能チェックとして次のことをおこなった。(1)X線の加速電圧、電流と入射X線測定強度との関係を測定し、撮影に最適な加速電圧、電流を求めた。(2)Alについて透過X線強度と試料厚みの関係を測定し、half width を求め、加速電圧と実効光子エネルギーとの関係を推定した。(3)X線の線吸収係数(LAC)がわかっている26種の鉱物標準試料を撮影し、得られたCT値とLAC値の関係を求め、実効光子エネルギーを推定するとともに、コントラスト分解能を評価した(加速電圧50kVで±0.1cm^<ー1>程度:なお、空間分解能は最高倍率で約10数μm)。(4)不定形サンプルは汚染の少ない高純度Si粉末中に埋め、散乱線によるアーチファクトの軽減に成功した。これらの結果を踏まえて、いくつかの隕石、岩石(変成岩)や鉱物(ザクロ石)のいついて予備的なものも含めて撮影をおこなった。これらのうちで、1999年9月に落下した神戸隕石(CK4)やスパイラル状のザクロ石を含む変成岩の3次元構造解析を現在すすめている。
撮影したCT像において、CT値について単純に閾値を用いて構成要素(相)を識別することはほとんど不可能である。そこで、3次元構造中での構成要素の繋がりを考えた、解析ソフトの開発をおこなった。これにより、サンプルの外側の識別や、さらにサンプル内の複数の構成要素の識別が可能となり、3次元構造中での空間分布やサイズ分布が得られるようになった。
今後、いくつかのコンドライト隕石をX線CT撮影をおこなうとともに、珪酸塩+金属鉄を用いたコンドライト模擬物質変形実験をおこなう予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] A. Tsuchiyama 他8名: "Spinning chondrules deduced from their three-dimensional structures by X-ray CT method"Lunar and Planetary Science. xxx1. 1566 (2000)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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