2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11308010
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
佐藤 義治 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80091461)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今井 英幸 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10213216)
村井 哲也 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90201805)
水田 正弘 北海道大学, 情報メディア教育研究総合センター, 教授 (70174026)
種市 信裕 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (00207200)
馬場 康維 統計数理研究所, 教授 (90000215)
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Keywords | データサイエンス / 統計的モデル / 統計的推定理論 / モデル選択 / モデルの信頼性 / 予測理論 / データマイニング |
Research Abstract |
最近の情報技術の急速な発展は,統計学を取り巻く環境にも大きく影響を与えている.データの観測・蓄積方法,通信技術の急速な進歩により大量のデータが入手可能となるとともに,これらに基づく統計的モデルに関する推論とかデータマイニングなどの研究に対する要請が高まっている.一方では,国際間の強調と競争,環境や医療,更には行政における情報公開と公平性の要求から,統計データ等に対してもその科学的信頼性が求められている.このような状況の中で,本年度は「統計的予測モデルとその応用」というテーマでシンポジウムを開催した.本シンポジウムは帯広畜産大学で開催され,本研究の目的の一つである予測モデルに関する研究討論が行われた. 本年度の成果をまとめると,理論的な側面では,非線形時系列におけるフラクタル次元の推定と予測に関する考察および欠損値やセンサーされたデータに基づく統計モデルの推定,ベイズ推定の立場からの統計モデルの推定およびそれによる予測に関する考察,統計的モデルに関する質の高い証拠を得る可能性とその限界に関する考察などの成果が得られた.統計的モデルの応用研究としては,等質性に基づくクラスター分析法の家計調査への適用やさらには画像復元問題が統計的モデルおよびその予測理論の枠内で議論できることが示された.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Suzukawa, A., Imai, H., Sato, Y.: "Kullback-Leibler Information Consistent Estimator for Censored Data"Annals of the Institute of Statistical Mathematics. 53・2. 262-276 (2001)
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[Publications] Murai, T., Sato, Y.: "Anticipation in Belief Formation Systems Based on Evidence"Computing Anticipatory Systems (ed.D.M.Dubois). 496-507 (2001)
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[Publications] Tokairin, T., Sato, Y.: "The method to decide the dimension of data by MDL criterion"Proceedings of International Conference on New Trends in Computational Statistics with Biomedical Applications. 355-360 (2001)
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[Publications] 松田光弘, 南 弘征, 水田正弘: "射影追跡層別逆回帰法における並列計算について"応用統計学. 30・2. 1-10 (2001)
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[Publications] 南 弘征, 山本義郎, 水田正弘, 森 裕一, 栗原考次, 馬場康維, 垂水共之: "インターネットを介した統計パネル討論の試行"計算機統計学. 12・2. 137-143 (2001)
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[Publications] 山本義郎, 水田正弘: "非線形データ解析への計算機統計的アプローチ"計算機統計学. 13・1. 59-70 (2001)