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2000 Fiscal Year Annual Research Report

活性化NKT細胞による肺癌切除術後再発転移の抑制に関する検討

Research Project

Project/Area Number 11357012
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

藤澤 武彦  千葉大学, 医学部, 教授 (80110328)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 飯笹 俊彦  千葉大学, 医学部, 助手 (10272303)
中山 俊憲  千葉大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (50237468)
谷口 克  千葉大学, 大学院・医学研究科, 教授 (80110310)
KeywordsNKT細胞 / 肺癌 / 再発 / 免疫療法
Research Abstract

NKT細胞はα-galactosyl ceramide(以下α-GalCer)により特異的に活性化され、強力な細胞傷害活性を発揮する。本研究では、NKT細胞を利用した肺癌に対する免疫治療を行うため平成11年度に始まった。昨年度非小細胞肺癌進行例ならびに再発例に対する投与に関し千葉大学医学部倫理委員会より承認され、今年度このような患者の免疫状態ならびに各種細胞の培養条件の検討を行っている。
1)原発性肺癌患者の末梢血におけるNKT細胞の解析を行った。肺癌患者の末梢血NKT細胞の占める割合は同年齢層の健常人と比較し有意な低下を認めたが、single cell PCR法を用いたサイトカイン産生能は同程度を保っていた。また、樹状細胞上のCD1d分子を介したα-GalCer提示能は担癌患者と非担癌患者とで差がないことが示された。
2)α-GalCerパルス樹状細胞の至適培養条件の検討を行った。樹状細胞のsourceとなる末梢血単核球の分離法、細胞培養密度や必要なサイトカインの組み合わせ、培養期間、凍結保存条件等につき詳細な検討を加え、樹状細胞上のCD1d分子に提示されるα-GalCerの、NKT細胞に対する提示能や細胞傷害活性の誘導能の最も効果的な培養条件の設定を行った。
3)免疫療法を施行した際のNKT細胞を中心とした免疫学的パラメーターの検討を行った。末梢血NKT細胞とヒト各臓器中におけるNKT細胞の分布の関連性や、サイトカイン産生能の変化を見るための検出限界の検討を行い、免疫療法施行後の免疫学的検査項目の設定を行った。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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