京都近郊山間村落の総合的研究-丹波国山国荘黒田三ヵ村の民衆生活に関する史料学的アプローチ-

2000 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 11410092
• Research Institution: Chuo University
• Principal Investigator: 坂田 聡 中央大学, 文学部, 助教授 (20235154)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 外岡 慎一郎 敦賀短期大学, 日本史学科, 教授 (00188765) ; 多仁 照廣 敦賀短期大学, 日本史学科, 教授 (70197515) ; 峰岸 純夫 中央大学, 文学部, 教授 (80094283) ; 岡野 友彦 皇学館大学, 文学部, 助教授 (40278411) ; 水野 章二 滋賀県立大学, 人間文化学部, 助教授 (40190649)
• Keywords: 山国荘 / 黒田三ヵ村 / 古文書のデータベース化 / 古文書調査 / 景観調査

Research Abstract

本研究では丹波国山国荘黒田三ヵ村(下黒田村,黒田宮村,上黒田村)地域をフィールドにとり、1.古文書のデータベース化の作業を進めるとともに、2.中世・近世在地文書の調査・研究,3.村落景観調査・民俗調査をも行った。以下にその成果をまとめたい。
1.古文書のデータベース化
今年度は黒田宮村の西家・菅河家・春日神社文書中の中世文書及び近世初頭の文書について、デジタルカメラで撮影した。
2.中世・近世在地文書の調査・研究
黒田宮村の西家・菅河家・吉田家・春日神社文書、上黒田村の坂上谷家・春日神社文書について、現状記録を作成した上で、各文書のマイクロカメラによる撮影、目録とり、整理・保存の作業を行った(ほぼ完了)。また、いくつかの重要文書に関しては、研究会で内容の検討をした。
3.村落景観調査・民俗調査
黒田宮村と上黒田村について、聞きとり調査を行い、ベースマップ上に地字名や用水路をおとす作業をすすめた。また、祭祀や年中行事等に関する聞きとり調査も実施した。