1999 Fiscal Year Annual Research Report
近代法秩序の形成と法学・法律学-日本的視座からみた法秩序の比較法史的研究
Project/Area Number |
11420002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
三成 賢次 大阪大学, 大学院・法学研究科, 教授 (90181932)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 章宏 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (70185429)
松浦 好治 大阪大学, 大学院・法学研究科, 教授 (40104830)
中尾 敏充 大阪大学, 大学院・法学研究科, 教授 (30155668)
角田 猛 大阪府立大学, 総合科学部, 助教授 (10155434)
松浦 以津子 愛知大学, 法学部, 教授 (80109248)
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Keywords | 近代法 / ドイツ法 / イギリス法 / アメリカ法 / スコットランド法 / 近代日本 / 法学 / 法律家 |
Research Abstract |
今年度は、それぞれの専門領域で各国の歴史統計資料(データ、文献など)の収集を行い、共同研究に必要な基本情報を蓄積し、構築する作業を継続的に行った。当該データについては、必要な機器とソフトを購入し、研究補助を使い、研究会で策定した基準とフォームに従って入力作業を進めている。 定期的な研究会では、各担当者からの研究報告について比較法史的な視点から批判的に検討し、さらに研究を深めていく作業を続け、また1月に実施した研究合宿では、集中的な議論をすることで、共通の問題意識や視点の構築につとめた。 在外研究調査では、イギリスとフランスにおいて、法学教育ならびに法曹養成に関し比較法文化史的な視点から資料調査等を実施し、共同研究を進めるうえで必要となる情報の収集を行った。 個別研究では、地方レベルで法秩序形成を支え、その具体的運営を担っていた官僚機構の存在形態について検討が進められ、とくに近世・近代日本と近代ドイツについて、研究業績の発表がなされた。また近代ドイツ家族法の分野における法秩序形成についても、比較法文化史的な視座からその特質について分析が進められた。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 中尾 敏光: "市町村制の制定と徴税機構の整備"阪大法学. 49・3=4. 37-60 (1999)
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[Publications] 三成 賢次: "自治と官僚的支配-近代プロイセン**自治における国家監督"阪大法学. 49・3=4. 131-151 (1999)
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[Publications] 三成 美保: "ドイツにおける家族法の「近代化」とジェンダー"阪大法学. 49・3=4. 251-287 (1999)
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[Publications] 安竹 貴彦: "「大阪町奉行所」から「大阪府」へ(1)"奈良法学会雑誌. 12・3=4. (2000)