1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11430010
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
瀬岡 吉彦 関東学院大学, 経済学部, 教授 (60019081)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
滋野 由紀子 大阪市立大学, 経済学部, 助教授 (90291434)
大日 康史 大阪大学, 社会経済研究所, 助教授 (60223757)
宮本 守 関東学院大学, 経済学部, 教授 (60166204)
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Keywords | 医療保険 / インフルエンザ / 予防接種 / 疾病予防 / 未加入 / 薬の知識 / 受診行動 / コンジョイント |
Research Abstract |
本年度は、分析に用いる情報収集のために世帯票と個人票からなるアンケート調査を設計し、実施した。具体的なテーマごとの進捗状況は以下の通りである。 1.軽医療における医療サービスの価格需要弾力性・・・個人票の一部として、風邪や花粉症等の対処方法や受診行動を逐次記録してもらうタイプの調査表を作成し、現在も調査表を調査対象者の所に留め置き中である。 2.公的医療保険と私的医療保険の代替性・・・加入している公的医療保険の種別、被保険者か被扶養者の別について、さらに私的医療保険の加入状況と加入している場合は保険料を調査した。データは入力済みである。 3.医療保険未加入者の行動・・・自らの名前が記された健康保険証の有無、無い場合は資格証明書保有の有無を調査した。調査表は既に回収したが、入力はこれからである。 4.インフルエンザ予防接種の需要・・・実際にインフルエンザ予防接種をしたかどうかに加えて、実際に接種した人は少ないことから、より豊富なデータを得るために仮想的な状況における接種の有無も尋ねた。それにより、conjoint analysisを用いた接種需要の分析を行う予定である。データは既に入力済みである。 5.疾病予防行動と保険料率の関係・・・疾病予防行動として、運動の種類別に月当たりの頻度と運動時間、体重管理をしているか否か、栄養バランスに気をつけているか否かを調査した。データは入力済みである。 6.薬の知識とそれが受診行動、予防行動、民間保険の加入に与える影響・・・薬の知識の程度をとらえるために、薬品名からその効能を答えてもらう調査を行った。データは入力済みである。 次年度は、現在留め置き調査をしている調査表の回収と一部の未入力データの入力をした後、全ての分析を行う。
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