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2000 Fiscal Year Annual Research Report

交通基盤施設のライフサイクルアナリシスに関する研究

Research Project

Project/Area Number 11450174
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

伊藤 義人  名古屋大学, 理工科学総合研究センター, 教授 (30111826)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 劉 春路  名古屋大学, 理工科学総合研究センター, 非常勤研究員 (80293661)
宇佐美 勉  名古屋大学, 工学研究科, 教授 (50021796)
Keywordsライフサイクルアナリシス / 交通基盤施設 / 橋梁 / 地球環境負荷 / 道路 / リサイクル
Research Abstract

交通基盤施設の中の重要な要素である橋梁のライフサイクルアナリシスをコストと環境負荷の観点から検討を行った.特に,橋梁部材の長期の寿命評価については,これまで信頼にたるデータがほとんどなかったため,普通鋼材,耐候性鋼材およびゴム支承のゴム材料の環境促進実験を行った.鋼材の環境促進実験は,塩水噴霧の複合サイクル実験であり,JIS規程のS6サイクルを採用した.ゴム材料については,熱老化,光劣化,塩水複合サイクルなど,影響環境因子を絞り込む実験を行っている.ゴム材料については,現在も長期実験中である.
裸鋼材の腐食に関しては,暴露実験結果との比較により,腐食量と飛来塩分量は相関がよく,環境促進実験の促進倍率についても,飛来塩分量との関係を明らかにした.すなわち,橋梁の設置位置の飛来塩分量を測定して得られれば,長期の腐食量予測が可能になることを明らかにした.この手法は,橋梁の寿命予測や最適な維持管理手法の構築に大きく貢献する可能がある.
実橋として,最近開発が進められている少数主桁橋と従来型橋梁(多主桁橋)について,昨年度よりさらに種々のケースを検討することにより,劣化の進展具合とライフサイクルコスト,ライフサイクル環境負荷との関係を明らかにした.その結果,少数主桁橋が,コストだけでなく環境負荷の総量も少なくなる可能性を定量的に明らかにした.
ライフサイクル管理データベースのシステム化によって,計画,設計,建設,供用・維持管理,廃棄・再建設の一連の構造物のライフサイクルの中での情報管理の在り方についても検討をすすめ,プロトタイプシステムの構築を行い,既存ソフトの組み合わせによるシステム化が効率的であることを明らかにした.

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Y.Itoh: "Numerical Analysis on Impact Performance of Steel and Aluminium Ally Bridge Guard Fences"Structure Under Shock and Impact VI. 385-394 (2000)

  • [Publications] 伊藤義人: "アルミニウム合金製防護柵の実車衝突に関する数値解析的研究"構造工学論文集. Vol.47A. 10 (2001)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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