1999 Fiscal Year Annual Research Report
ブラシノステロイドの生合成とシグナル伝達に関する研究
Project/Area Number |
11460057
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
横田 孝雄 帝京大学, 理工学部, 教授 (40011986)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久野 範人 日立製作所, 基礎研究所, 研究員
古谷 雅樹 日立製作所, 基礎研究所, 研究員
梶谷 正行 帝京大学, 理工学部, 講師 (40233720)
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Keywords | ブラシノステロイド / 生合成 / シグナル伝達 / 遺伝子 / エンドウ / トマト |
Research Abstract |
研究目的に添って結果を箇条書きする。 1)エンドウのブラシノステロイド生合成遺伝子のクローニング - 生合成変異体lkbの変異部位をオーストリアのReid教授との共同研究で決定することができた。一方、生合成変異体lkについてはアラビドプシスのDET2のcDNAを用いてLKの候補クローンを数種類得ており、現在配列決定を行っている。 2)エンドウのシグナル遺伝子のクローニング - アラビドプシスのBRI1のcDNAを用いてエンドウのLKA遺伝子の候補クローンを数種類得ており、現在配列決定を行っている。 3)ブラシノステロイド生合成の抑制的フィードバック機構 - トマトの非感受性変異体cu3について内生ブラシノステロイドを定量したところ著しいカスタステロンの蓄積が認められた。このことよりトマトにおいてはDWARF遺伝子がシグナル伝達遺伝子によるフィードバック抑制を受けていることが明らかになった。 4)遺伝子発現 - エンドウの1kb変異体を用いて、ブラシノライドによって発現を誘起される遺伝子の候補を数種単離しており、その配列決定と発現について詳しく調べているところである。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] TAKAO YOKOTA: "Sterol/brassinosteroid synthes is and plant growth as reguluted by lka and lkb mutations of Pisum sutiuum"Plant Physiology. 119. 1517-1526 (1999)
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[Publications] TAKAO YOKOTA: "The tomato DWARFenzyme catatyses C-6 oxidation in brussinosteroid biosynthesis"Proc.Nat.Acad.Sci.USA. 96. 1761-1766 (1999)
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[Publications] TAKAO YOKOTA: "In vivo and in vitro converslon of teasterone to typhasterol in cultured cells of Marchantia poly morpha"Plant Cell Physiology. 40. 955-960 (1999)
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[Publications] TAKAO YOKOTA: "Brassinosteroido:Steroidal Plant Hormovies"Springer. 253 (1999)