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1999 Fiscal Year Annual Research Report

血中ホモンステインの濃度規定因子の解明と動脈硬化、循環器疾患発症への関与の分析

Research Project

Project/Area Number 11470103
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

磯 博康  筑波大学, 社会医学系, 助教授 (50223053)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森山 ゆり  高知県立, 衛生研究所・保健学部地域保健, 主任研究員
岡村 智教  大阪府立, 成人病センター・集検工部, 診療主任
嶋本 喬  筑波大学, 社会医学系, 教授 (50143178)
Keywords血中ホモシステイン / 頚動脈硬化 / 葉酸 / ビタミンB群 / 遺伝子多型 / 疫学調査
Research Abstract

3つのサブテーマの進滲状況についてそれぞれ述べる。
A)地域における血中ホモシステイン濃度の分布とその濃度の規定因子に関する横断研究
東北農村は60〜74歳男190人、四国農村60〜74歳男284人、大阪近郊M地区60〜74歳男120人、関東農村60〜74歳男370人に対して、血中のホモシステイン測定を完了した。また、上記に加えて関東農村、40〜74歳男女約600人について平成11年度の11〜12月に測定及び栄養調査を実施する予定である。さらにビタミンB群、MTHFRの遺伝子解析を現在進めている。
これまでのところ、各集団とも血中ホモシステイン値は高値に偏る分布を示し、その平均値は10μmol/Lであった。血中ホモシステイン濃度は血中の葉酸、ビタミンB_<12>の濃度と負の関連を示し、ビタミン_6とも弱いながら同様の負の関連を示した。
B)血中ホモシステイン濃度と頚動脈硬化度との関連についての横断研究
東北農村60〜74歳男190人、四国農村60〜74歳男284人に対して、血中ホモシステインの測定と頚動脈硬化度のコンピューターによる測定が完了し、両者の間の関連を分析した。その結果血中ホモシステイン濃度が10.9μmol/L以上(上位33%タイル)は8.7μmol/L以上(下位33%タイル)に比べて頚動脈硬化有り[総頚動脈の休部の最大IMT(中膜・内膜complexの厚さ)が1.1mm以上もしくは球部〜内頚動脈の最大IMTが1.5mm以上]のオッズ比は約2であり、特に非高血圧者においてオッズ比が6と高値を示した。
C)血中ホモシステイン濃度と循環器疾患の発症に関する追跡調査
現在虚血性心疾患40名、脳卒中80名についての発症の確認同定の作業及びコントロールを抽出作業が完了した。今年度中にホモシステイン濃度の測定を行う。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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