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2000 Fiscal Year Annual Research Report

交代勤務に対する適応能評価および支援策に関する研究

Research Project

Project/Area Number 11470110
Research InstitutionNagoya City University

Principal Investigator

井谷 徹  名古屋市立大学, 医学部, 教授 (00072661)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 坂村 修  名古屋市立大学, 医学部, 助手 (80264711)
城 憲秀  名古屋市立大学, 医学部, 助教授 (10137119)
Keywords深夜勤務 / 適応能 / 仮眠
Research Abstract

昨年度に引き続き、深夜勤務に対する適応能および、支援策として仮眠の効果について評価するため、実験的に昼間作業、夜間作業を課し、作業中に仮眠挿入する条件挿入しない条件下で、主観的、客観的疲労指標、パフォーマンス、生体リズムに対する影響を検討した。本年度は、適応能における個人差として朝型夜型のみに注目して、石原(1986年)らの朝型-夜型質問紙にて判定された朝型2名、夜型5名を対象に実施した。これらの結果を昨年度の結果とあわせて解析した。その結果、コルチゾールのリズムからみた夜間作業に対する適応は夜型の方が早い傾向がみられたが、その他の各種疲労指標では明瞭な差はみられなかった。仮眠の効果については、夜間作業1日目における眠気に関連する自覚症状の訴え数が、朝型では、仮眠によって有意に低下した。また、心理的な不安指標も朝型では、仮眠によって、不安得点の低下が大きかった。さらに、朝型における夜間作業中の副交感神経活動の指標であるHF値は、仮眠がない条件に比べ、眠気の増大が著しいとされる早朝にかけて有意に低下した。これらの結果は、夜間の覚醒と作業遂行による眠気や疲労の増大に対して、特に朝型タイプに対して仮眠の挿入が、負担軽減が有効である可能性を示唆するものである。実際の労働現場において負担軽減にむけた支援策を推進する上でも、本研究結果は、有用な参考資料になると思われる。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 井谷徹: "夜間作業時の生体負担と仮眠の効果"日本産業衛生学雑誌. 第43巻 臨時増刊号. 578-578 (2001)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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