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2000 Fiscal Year Annual Research Report

ピリミジン系抗癌剤の副作用予防のための基礎研究-ピリミジン代謝異常の遺伝子解析-

Research Project

Project/Area Number 11470173
Research InstitutionNagoya City University

Principal Investigator

鷲見 聡  名古屋市立大学, 医学部, 助手 (20305527)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 幸脇 正典  名古屋市立大学, 医学部, 研究員
浜島 直樹  名古屋市立大学, 医学部, 研究員
Keywordsジヒドロピリミジナーゼ / ジヒドロピリミジンデヒドロゲナーゼ / ジヒドロピリミジン
Research Abstract

1.ジヒドロピリミジナーゼ(DHPase)mRNAの解析法の確立
DHPaseの活性活性測定には肝臓組織が必要であるため、ジヒドロピリミジン尿症の確定診断には遺伝子解析が最も適していると考えられる。しかし、従来のゲノムDNAによる分析では、エクソンが10存在するために分析には手間がかかる。我々は、末梢血よりISOGENを用いてmRNAを単離して、サブクローニング後、シークエンスを行った。この方法を用いて、DHPase欠損症患者の解析を行ったところ、従来のゲノムDNAによる分析と同じ変異を検出することができた(第33回日本痛風・核酸代謝学会総会、2000年2月4日、京都)。末梢血よりDHPaseのmRNA解析はより簡便であり、臨床応用が期待できる。
2.5-FU副作用例のDPD遺伝子解析
抗癌剤5-FUに強い副作用を示した2例の癌患者について、DPD遺伝子解析を行った。症例1では1塩基置換(1003G→T)と(1156G→T)のコンパウンドヘテロで、DPD欠損症と診断した。DPD活性低下によって、強い5-FU副作用が出現したと考えられる。症例2では1塩基置換(1626A→G)が認められたが、5-FU副作用とこの塩基置換との関連は明らかではない。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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