2001 Fiscal Year Annual Research Report
ランゲルハンス細胞(LC)細胞株の樹立とその治療への応用
Project/Area Number |
11470179
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
玉置 邦彦 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (30010432)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 晃一郎 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (60175502)
朝比奈 昭彦 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (50202601)
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Keywords | 樹状細胞 / ランゲルハンス細胞 / GM-CSF / M-CSF / TNF-α / CD40 / CD23 / プリオン |
Research Abstract |
樹状細胞(Dendriti cells, DC)は強力な抗原提示能を有する細胞であり、とくに未熟T細胞への抗原提示が可能なことから、その解析が進んでおり、その成果を基にしての新たな治療戦略も考えられている。皮膚には、表皮にその1〜3%を占めるランゲルハンス細胞(LC)が存在しており、LCは未熟DCであり培養によって(cLC) DCに成熟すると考えられている。本研究はマウスのLCを95%以上の純度で採取することが可能になったことから、このようにして採取したLCをcell lineとして樹立し、新たな治療に用いることを目的として行なわれた。そのため種々の方法が試みられたが、これまでLCの長期培養には成功していない。その方法は以下の如くである。(1)種々のサイトカインによる試み、GM-CSF, M-CSF, TNF-αなど(2)io-stimulatory molecule による刺激:CD40, CD40Lなどによる。 今年度は、LCにおけるCD23の発現について検討し、マウスLCではCD23の発現が誘導され、IgEはCD23を介して結合することをはじめて明らかにした。このことによってLC上に発現するCD23を介しての細胞接着、サイトカイン産生ひいては長期培養への可能性を検討できるようになった。またプリオン関連蛋白がLCと表皮ケラケノサイトに発現していることをはじめて見出した。この蛋白は機能の検討と、発症への関与を明らかにできると考えている
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[Publications] Tamaki K, Nakamura K: "The role of lymphoeytes in healthy and eczematous skin"Curr Opinion Allergy Clind Immunol. 1. 455-460 (2001)
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[Publications] Tada Y, et al.: "TGF-β upregulates IL-12 production by mause Langerhans Cell"Eur J Immunol. 31. 294-300 (2001)