1999 Fiscal Year Annual Research Report
ヒト血液凝固第XIII因子の生合成と放出の機構の分子、細胞及び個体レベルでの解析
Project/Area Number |
11470205
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
一瀬 白帝 山形大学, 医学部, 教授 (10241689)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小関 しおり 山形大学, 医学部, 助手 (70312741)
惣宇利 正善 山形大学, 医学部, 助手 (20292419)
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Keywords | トランスグルタミナーゼ / 遺伝子発現 / 放出機構 / 遺伝子ノックアウト / マウスゲノム / XIII因子欠損症 |
Research Abstract |
(1) これまでの研究で判明している、Aサブユニットを合成する骨髄系の細胞株及び過去に報告のある肝癌細胞株をできるだけ多数収集して培養し、Aサブユニット産生の存否・多寡をELISA、Western blotting、Northern blotting、RT-PCRの方法によって確かめたところ、MEG01、U937、Hl60が最も大量にAサブユニット産生していた。 (2) これまでの研究で同定した各種の変異を持つcDNAと野生型(正常)のcDNAを、別々に哺乳類細胞用の発現ベクターに挿入し、ヒトや動物由来の各種の培養細胞に導入、発現させたところ、変異サブユニットは細胞内で速やかに分解されることが分かった。 (3) 変異Aサブユニットの分子量をゲル濾過クロマトグラフィーにて分析したところ、単量体であり、Bサブユニットとの結合能も失っていた。 (4) 酵母で発現させたあるAサブユニット変異体は単量体であり、酵素活性を失っていた。 (5) 変異サブユニットも野生型も細胞質に存在して、通常の条件下では細胞外には放出されない。 今後、(1)、(2)の細胞を用いて、顕微鏡用デジタルカメラを用いて蛍光免疫組織学的方法と超遠心による細胞成分分画法により、A、Bサブユニットの細胞内での局在について検討する予定である。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Masafumi Kida: "transcriptional Regulation of Cell Type-Specific Expression of the TATA-Less A Subunit Gene for Human Coagulation"J. Biol. Chem.. 274(10). 6138-6147 (1999)
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[Publications] Akitada Ichinose: "Molecular and genetic mechanismsfor factor XIII A subunit deficiency"Semin. Thromb. Hemost.. (in press). (2000)
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[Publications] Dominic C.Chung: "Metabolic and Molecular Bases of Inherited Disease,8th Edition"McGraw-Hill Book Company (in press). (2000)