1999 Fiscal Year Annual Research Report
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11470211
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Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Research Institution | Yamaguchi University |
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Principal Investigator |
河野 道生 山口大学, 医学部, 教授 (40161343)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 秀明 山口大学, 医学部, 助教授 (40294623)
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| Keywords | 骨髄腫 / 形質細胞分化 / CD19 / IL-6 / Pax-5 / SCIDマウス / Lyn / MAPK |
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| Research Abstract |
ヒト骨髄腫細胞で特異的に発現が欠失しているCD19抗原をIL-6依存性骨髄腫細胞株U-266,IL-KM3とIL-6非依存性細胞株KMS-5等に発現誘導させた。それぞれ数種の安定発現株を樹立した。IL-6非依存性細胞株KMS-5のCD19発現株では、in vitro増殖能およびSCID-hIL6transgenic miceでのin vivo増殖能を調べると、ともに親株に比して増殖が著明に抑制された。つまり、骨髄腫細胞株にCD19発現させると、その増殖が著明に抑制されることが明らかになった。IL-6依存性骨髄腫細胞株U-266においても、CD19を発現させるとそのin vitro増殖は抑制された。U-266細胞はIL-6刺激によりSTAT3とMAPKinaseの活性化が誘導されるが、そのIL-6による増殖反応にはCD45分子の存在およびLynの活性化が必要であった。CD19発現U-266細胞では、活性化されたLynがCD19分子により修飾される可能性が示されつつある。詳細な機構について現在検討している。また、CD19発現の骨髄腫細胞株U-266は、IL-6刺激により細胞表面抗原CD38の発現が増強された。このことは未熟形質細胞から少し分化した所見であり、骨髄腫細胞の分化誘導を考える上で極めて重要な実験結果である。
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[Publications] Mahmoud, M.S.: "Enforced CD19 expression leads to growth inhibition and reduced tumorigenicity."Blood. 94(10). 3551-3558 (1999)
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[Publications] Fujii, R.: "MPC-1-CD49e-immature myeloma cells include CD45^+ subpopulations that can proliferate in response to IL-6 in human myelomas."Br. J. Haematol.. 105. 131-140 (1999)
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[Publications] Ishikawa, H.: "Proliferation of immature myeloma cells by interleukin-6 is associated with CD45 expression in human multiple myeloma."Leukemia Lymphoma. in press (2000)
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[Publications] 河野 道生: "多発性骨髄腫"現代医療. 31(7). 1861-1868 (1999)
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[Publications] 河野 道生: "長寿命形質細胞の分化とその癌化について"細胞. 31(9). 2-5 (1999)
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[Publications] 石川 秀明: "形質細胞性腫瘍とPax-5"血液・腫瘍科. 38(5). 405-410 (1999)
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[Publications] 河野 道生(分担): "内科学II"文光堂. 5 (1999)
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[Publications] 河野 道生(分担): "エッセンシャル血液病学"医歯薬出版. 14 (1999)
