2000 Fiscal Year Annual Research Report
軟骨・非難骨細胞におけるマイナーコラーゲン分子の発現機構及び生物活性に関する研究
Project/Area Number |
11470312
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Research Institution | 大分医科大学 |
Principal Investigator |
吉岡 秀克 大分医科大学, 医学部, 教授 (00222430)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
二宮 善文 岡山大学, 医学部, 教授 (70126241)
モハメド カレドザマン 大分医科大学, 医学部, 助手 (70305035)
松尾 哲孝 大分医科大学, 医学部, 助手 (10284788)
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Keywords | マイナーコラーゲン / 遺伝子発現 / 軟骨 / 細胞外マトリックス / リコンビナントタンパク |
Research Abstract |
1.α1(XI)鎖コラーゲン遺伝子の発現調節機構の解析 前回、報告したプロモーター領域(-541〜+251)を、ルシフェラーゼアッセイ法を用いてさらに限定した。-65〜+251までには発現細胞においてプロモーター活性は認められなかった。一方、5′欠失コンストラクトを用いた実験より-199より3′を欠失させると活性が起きることがわかった。この-199〜-65についてゲルシフトアッセイを行い、-100付近に結合タンパクがみられたが、このバンドは必ずしも発現細胞に特異的なものではない。現在、さらに発現細胞に特異的な結合タンパクの検索を行っている。 2.α1(V)鎖コラーゲン遺伝子のプロモーター領域の同定 マウスα1(V)の5′のcDNAを用いてプロモーターのDNA断片を単離した。RACE及びRNaseプロテクション法を用いて転写開始点を決定した。転写開始点は複数存在したが主要な開始点は第1メチオニンをコードするコドンの上流の361bpのところであった。発現細胞である横紋肉腫細胞A204を使って、ルシフェラーゼ活性を測定したところ-228〜+89にはプロモーター活性がみられた。 3.α1(XI)鎖コラーゲンNプロペプチドの機能解析 α1(XI)鎖Nプロペプチド(PARP:プロリン・アルギニン・リッチ・ペプチド)のGST融合タンパクを作製した。このペプチドの生物活性(特にヘパリンに対する親和性)を検討中である。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Saito K et al: "Differential expression of mouse α5(IV) and α6(IV) collagen gene"J.Biochem.. 128・3. 427-434 (2000)
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[Publications] Hirakawa S et al: "The brain link protein-1(BRALI)"Biochem.Biophys Res.Commun.. 276・3. 982-989 (2000)
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[Publications] Fujiwara S et al: "Epiplakin,a novel member of the plakin family"J.Biol.Chem.. (in press). (2001)
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[Publications] Iyama K et al: "Differential expression of two exons of the α1(XI) collagen gene"Matrix Biol.. (in press). (2001)
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[Publications] Sumiyosi H et al: "Type XIX collagen is expressed transiently during myoblast"Dev.Dynam.. (in press). (2001)