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1999 Fiscal Year Annual Research Report

二次口蓋突起癒合過程におけるMet癌遺伝子発現の役割

Research Project

Project/Area Number 11470397
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

吉田 秀夫  徳島大学, 歯学部, 助教授 (30116131)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊賀 弘起  徳島大学, 歯学部, 助手 (40175188)
原田 耕志  徳島大学, 歯学部, 助手 (60253217)
KeywordsHGF / c-Met癌遺伝子 / 二次口蓋突起 / 形態形成 / 上皮-間葉転換 / サイトケラチン / ビメンチン / アポトーシス
Research Abstract

マウス胎児二次口蓋突起におけるHGF、c-Met等の局在の同定には10週齢のBALB/Cマウスを用いた。妊娠14日より15日にかけて6時間毎に麻酔下で母獣より胎児を摘出しパラフィン切片を作製し、HGF、C-Met癌遺伝子蛋白、上皮細胞マーカーであるサイトケラチン、間葉細胞マーカーであるビメンチンの発現について酵素抗体免疫染色法により検討した。その結果、14日の癒合前、HGFは主として口蓋突起の上皮層に、c-Metは口蓋突起全体に広範な発現がみられ、ビメンチンは間葉系組織を中心に見られ、サイトケラチンは上皮層にのみ認められた。癒合直前には二次口蓋突起は水平位を執り、c-Metは発現が増強した。癒合直後ではHGFは上皮層でやや減弱、間葉層でやや増加し、逆にc-Metの発現は間葉系組織でやや減少したが上皮層で増強した。ビメンチンは癒合部上皮とその周辺にも強い発現が見られた。又、サイトケラチンは上皮層に呈色が認められた。癒合完了時にはHGF、c-Metは全体に減弱した。ビメンノンは口蓋全域に発現が見られ、サイトケラチンは癒合部から拡散するように間葉系組織に広範な発現が認められ、上皮系マーカーであるサイトケラチンと間葉系マーカーであるビメンチンが同一組織内で同時に発現が認められHGF、c-Metが上皮-間葉組織の転換を誘導することが示唆された。アポトーシスの指標であるNick-End labellingは、14日の癒合前の口蓋突起の内側に広範に発現し,突起が垂直位から水平位に移動することにアポトーシスが関与することが示唆された。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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