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2001 Fiscal Year Annual Research Report

第11番染色体に存在が推測される口腔癌転移抑制・増殖制御遺伝子のクローニング

Research Project

Project/Area Number 11470430
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

横江 秀隆  千葉大学, 医学部・附属病院, 講師 (70261930)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 白澤 浩  千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (00216194)
鈴木 信夫  千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (90111426)
丹沢 秀樹  千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (50236775)
鵜澤 一弘  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (30302558)
Keywords染色体11q25 / LOH / 癌抑制遺伝子 / 口腔癌
Research Abstract

染色体上のloss of heterozygosity(LOH)の集積部位には癌抑制遺伝子が存在すると考えられている。私達の研究グループは口腔扁平上皮癌についてPCR-LOH assay法により調べ、第11番染色体短腕のLOHの集積状況を検討した。その結果、11q25領域にはLOHが集積しており、その部位に癌抑制遺伝子が存在する可能性があること、また、その役割は転移抑制、あるいは、増殖制御である可能性を臨床諸所見との相関関係の検討から見出した。
次ぎに、染色体11q25領域にLOHが検出された同一患者の腫瘍組織と正常組織から抽出・精製したDNAとRNAを用いて以下の実験を行なった。
1)正常組織と腫瘍組織のRNAを用いてdifferential dysplay法を行ない、腫瘍組織にはないが正常組織にあるmRNAのcDNAを4種類得た。
2)正常組織と腫瘍組織のDNAを用いてRepresentative differential analysis法(RDA法)を行ない、腫瘍組織には無いが正常組織にはあるDNA断片を6種類得た。
3)2)で得られたcDNAと3)で得られたDNA断片をhybridizeしたところ、相同性を有するDNA断片が3種類得られた。
4)3)で得られたDNA断片をプローブとしてFluorescence in situ hybridization(FISH)法を行なったところ、11番染色体に由来すると思われるDNAが1種類得られた。
5)このDNAの塩基配列を決定した。
現在、得られたDNAをプローブとして各種腫瘍や組織での発現状態を調べ、この遺伝子の役割を調査中である。

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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