1999 Fiscal Year Annual Research Report
腫瘍抗原ペプチドとアジュバント及びサイトカイン投与による抗腫瘍効果とその作用機作
Project/Area Number |
11470434
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
網野 かよ子 大阪大学, 歯学部, 助手 (50202700)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩井 聡一 大阪大学, 歯学部・付属病院, 医員
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Keywords | 癌抗原ペプチド / CTL活性 / サイトカイン / アジュバント |
Research Abstract |
腫瘍抗原ペプチドの効果的な使用方法を検討するために平成10年度に腫瘍抗原ペプチドとMuramyl dipeptide(MDP)をアジュバントとして共に坦癌マウスに投与することにより坦癌マウスの50%生存期間の延長が認められることを確認した。またこのマウスより採取したspleen cellの Interleukin2産生能及びInterferon γ産生能はコントロールマウスと比較して上昇がみられていた。腫瘍抗原ペプチドとMDPの抗腫瘍活性にはこれらのサイトカインの関与が示唆されたため、さらに腫瘍抗原ペプチドとInterleukin 2を坦癌マウスに投与したところ、同様に50%生存期間の延長がみられた。今後はさらに癌抗原ペプチドとサイトカイン、アジュバントを用いることによりみられるリンパ球、マクロファージ等の作用機作の解明を進めていくこととする.なおこれらの前半の結果は5th Mediterranean Congress of Oral and Maxillofacial Surgeryにて発表した。
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[Publications] K.Amino,M.Nakazawa,I.Kato,S.Iwai,A.Ozaki,M.Sakuda: "Immunological response in vivo to a tumor rejection antigen"5th Mediterranean Congress of Oral and Maxillofacial Surgery. 167-172 (1999)
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[Publications] 作田正義、網野かよ子、大前政利、内田 浩、吉田かおり: "卒前教育過程における口腔外科領域の技能評価"日本歯科医学教育学会雑誌. 15・1. 134-140 (1999)
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[Publications] S.Iwai,M.Nakazawa,et al.: "Solitary fibrous tumor of the buccal mucosa Report of a case with immunohistochemical studies"Oral Surg Oral Med Oral Pathol Oral Radiol Endod. 88. 461-465 (1999)