1999 Fiscal Year Annual Research Report
早期に発症する永久歯う蝕の遺伝的研究(HLA遺伝子について)
Project/Area Number |
11470446
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
坂本 征三郎 東北大学, 歯学部, 教授 (00235178)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松坂 朋典 東北大学, 歯学部, 助手 (30292220)
千葉 潤子 東北大学, 歯学部・附属病院, 助手 (50197620)
小澤 雄樹 東北大学, 歯学部・附属病院, 講師 (90125518)
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Keywords | う蝕 / 遺伝 / ヒトDNA / う蝕活動性試験 / 分子疫学 / DNA抽出 / mutans streptococci / lactobacilli |
Research Abstract |
予備実験 1.DNA抽出方法の確認 頬粘膜を綿棒で擦過することにより得られた剥離細胞から、プロティナーゼKとセントリコンを用いて、DNAを抽出することができた。DNA濃度を確認するためパーソナル・スペクトルモニター(APB・GeneQuant pro)で吸光度を測定した。 2.HLAのタイピングに適した検出方法の選択 HLA-DQA1は、AmpliType PM+DQA1、HLA-DQB1は、INNO-LiPA DQB、HLA-DRB1は、 INNO-LiPA HLA-DRB1とHLA-DRBデコーダを用いたところ検出できた。DNAのPCR増幅はサーマルサイクラー(TaKaRa・Thermal Cycler PERSONAL)を用いて行った。 3.被検者の年齢の変更 実施計画で予定していた6〜8歳児数名で、う蝕活動性試験(サリバテスト)を行ったところ、mutans streptococci数とlactobacilli数の測定は変動が少なかったが、全唾液量は変動が大きく一定でなかった。そのため、調査対象年齢を10歳前後に引き上げることにした。
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