2000 Fiscal Year Annual Research Report
飛び入学者のための早期高等物理教育と人間基盤教育の調和
Project/Area Number |
11480029
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
大高 一雄 千葉大学, 先進科学教育センター, 教授 (40010946)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上野 信雄 千葉大学, 工学部, 教授 (40111413)
金子 克美 千葉大学, 理学部, 教授 (20009608)
大川 澄雄 千葉大学, 工学部, 教授 (50009247)
土屋 俊 千葉大学, 文学部, 教授 (50155404)
落合 勇一 千葉大学, 工学部, 教授 (60111366)
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Keywords | 飛び入学 / 試験的特別カリキュラム / 早期理科教育 / 人間基盤教育 |
Research Abstract |
12年度は以下の活動を行った。 1昨年度の検討結果を踏まえ、飛び入学者の2年次の試験的特別カリキュラムにおいて、実験分野の最先端の研究方法論や装置の原理が大学1-2年の基礎授業科目といかにかかわっているかということなどに関する解説と最先端研究設備を用いた実験実習をリンクさせることを試みた。 また、積極的に上級生/院生を実習指導補助として採用しその教育効果を調査した。 2昨年度に引き続き1-3年生と教官の英語による談話会を行った。本年度は高校の先生にも参加していただき、より多彩な人たちの交流の場を利用して学生の課外教育に利用することを試みた。 3これらの試みや早期理科教育と人間基盤教育の調和に関する高等学校側との連携検討の結果を踏まえ、具体的教育改善に取り組む方法を検討した。その結果、(1)高校教員と大学教員が自由に交流できる開かれた場を確保すること、(2)そこで新たな実験教材の情報交換.開発が行えること、(3)活力ある高校生、大学生が多彩な人々と交流できる場を確保すること、(4)そのような場を豊かな人間性を持つ創造性豊かな人材育成に利用すること、などが必要であるという結論に至った。これらを実現するために、千葉大学内に実験工房(仮称/案)を設置するための具体的準備作業を開始した。
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