1999 Fiscal Year Annual Research Report
理数科・情報教育の国際協力ストラテジーに関する研究
Project/Area Number |
11480034
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
牟田 博光 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (70090925)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
沼野 太郎 国立教育研究所, 国際研究協力部, 主任官 (50228277)
渡辺 良 国立教育研究所, 国際研究協力部, 室長 (30141980)
齊藤 貴浩 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助手 (50302972)
前迫 孝憲 大阪大学, 人間科学部, 教授 (00114893)
浜野 隆 武蔵野女子大学, 現代社会学部, 講師 (00262288)
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Keywords | 国際教育協力 / ODA / 技術協力 / カスケード / クラスター |
Research Abstract |
国際教育協力援助の内容としては、学校設備の整備などハードの面の援助と共に、カリキュラム開発、教科書・教材開発、講師の養成と質的向上、教育行政の強化など、ソフト面での協力・援助がますます重要になってきている。 本研究は、国際教育協力の評価を通じて、どのような援助の方法が効果的、効率的であるかを、これまでの我が国及び他の援助諸機関の評価結果に基づき明らかにすると共に、被援助国の社会・経済条件に沿った今後の援助のあり方を提言することを目的としている。 本年度は以下の研究活動を行った。 1.ソフト面の教育援助の代表的な方法であるカスケード方式とクラスター方式で行われた、我が国を始め、世界各援助機関の援助について、多くの基本設計調査報告書、中間報告書、最終評価報告書、など、関連資料を収集し分析した。 2.インドネシア、フィリピン、ベトナム、アメリカ合衆国、メキシコにおいて現地調査および関係者との情報交換を行い、表記の研究に関する多くのデータと知見を得た。 3.単に事例を積み重ねるだけではなく、一般化が可能な評価手法を合わせて開発する。例えば、記述された文章を複数の評価者で判断し、信頼性を高めた内容分析とメタ・アナリシスの手法を併用することによって、客観的で総合的な評価を可能にする方法論の研究を行った。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 牟田博光、菊田怜子: "国・公立小学校における英会話活動の効果に関する分析"東京工業大学大学院社会理工学研究科人間開発科学講座. (1999)
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[Publications] 牟田博光、齋藤英介: "インドネシアにおける基礎教育機会の不平等と貧困"アジア経済研究合同学会 Discussion Papers. E3. (1999)
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[Publications] 菊田怜子、牟田博光: "小学校における英会話活動に関する分析-文部省研究開発校を中心として-"日本教育行政学会大会発表要旨集録. 34. 31-34 (1999)
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[Publications] 齋藤英介、齋藤貴浩、牟田博光: "インドネシアにおける基礎教育の質の不平等に関する研究"日本教育行政学会大会発表要旨集録. 34. 71-72 (1999)
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[Publications] Muta Hiromitsu: "Trends and Issues on Decentralization of Educational Administration in Japan"Paper presended at the Workshop on Centralization versus Decentralization: Educational Reform in East and West,held in Hong Kong,Oct.20-21,1999. (1999)
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[Publications] 牟田博光他: "教育・人材開発(インドネシア)"経済協力評価報告書、外務省経済協力局. 155-210 (1999)
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[Publications] 牟田博光他: "英国国際開発省(DFID)との合同評価(フィリピン)"経済協力評価報告書、外務省経済協力局. 211-236 (1999)