2000 Fiscal Year Annual Research Report
入学試験(英語)をネットワーク上のコンピュータで実施するための研究
Project/Area Number |
11480040
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
小林 悦雄 立教大学, コミュニティ福祉学部, 教授 (40132089)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
早瀬 光秋 三重大学, 教育学部, 教授 (80132330)
長島 忍 立教大学, 経済学部, 教授 (90126136)
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Keywords | オンライン試験 / 自動採点 / 試験履歴 / 外国語教育 / 試験作成システム / インターネット / 問題蓄積 / 授業利用 |
Research Abstract |
昨年度開発したオンライン試験のnyushiシステムの運用を確率するためにさらに立教大学と三重大学で試用を行い、6月17日にウラジオストクで開催された極東英語教員連合(FEELTA)おいて口頭発表とデモンストレーションを行った。(On-line English Drills and Tests with Video and Audio Files)この際の情報交換で、ロシア側からこのシステムをインターネット上で自由に利用できる必要性が喚起された。そのため、これをさらに改良してウェブ上から教員自身が直接入力して問題作成をして、さらにそれをそのまま実施できるようにすることがその後の課題となった。夏休みの大半を費やした小林、長島、早瀬の共同作業により、9月にはインターネット上で教師自身が自由に問題作成ができ、しかも、その場で実際に試すことのできるシステムが完成した。これは、自動的に受験者のデータの履歴ページも作られ、作成された問題も蓄積されていくもので、完成度が高いものとなった。実際の授業にも使用してみたが、問題が作りやすく、また、正解も確かめやすく、気に入るまで何度でも簡単に手直しできるものとなり、実際の授業と試験に使われた。 (例:http://toby.rikkyo.ac.jp/english/class/listening/current/aids/test4.html)このシステム紹介と授業での実際の利用について、10月7日から9日にかけて鳴門教育大学において行われた「教育工学関連学協会大会」における英文論文発表セッションで口頭発表とデモンストレーションを行った。さらに、10月14日に秋田県立大学で開催された外国語教育メディア学会(LET)において外国語教育に利用できるオンライン試験自動作成システムとして発表した。来年の最終年度は、このオンライン試験作成、実施システムをインターネット上で自由に使用してもらってその結果に基づいてさらに改良を加え、だれでもが教育に利用し効果を上げることのできるシステムとして一般公開をしたいと考えている。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 小林,長島,早瀬: "Distance and Lifelong Learning (3) Conducting On-line Exams in English"立教大学コミュニティ福祉学部紀要. 第3号. 67-97 (2001)
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[Publications] 小林,長島,早瀬: "The development and use of a Web-based automatic shiken creator"教育工学関連学協会連合第6回全国大会講演論文集. 第2分冊. 865-866 (2000)
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[Publications] 小林,早瀬,長島: "On-line English Drills and Tests with Video and Audio Files"Proceedings of FEELTA 3rd International Conference. 第3号. 240-244 (2001)