2000 Fiscal Year Annual Research Report
視覚障害・聴覚障害を考慮したマルチメディア・コミュニケーション・システム
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11480042
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Research Institution | Tsukuba College of Technology |
Principal Investigator |
皆川 洋喜 筑波技術短期大学, 電子情報学科情報工学専攻, 助手 (00273285)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三好 茂樹 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター・聴覚障害系, 助手 (80310192)
小林 真 筑波技術短期大学, 情報処理学科, 助手 (60291853)
西岡 知之 筑波技術短期大学, 電子情報学科情報工学専攻, 助手 (70310191)
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Keywords | 視覚障害 / 聴覚障害 / コミュニケーション / 情報保障 / ネットワーク / チャット / 仮想現実 / ウェアラブルコンピュータ |
Research Abstract |
本研究の目的は,感覚に障害を持つ人たちの様々な生活シーンにおける,情報保障方法の可能性と問題点を検討することである.本年度は,特に対面場面での視覚障害,聴覚障害,および視覚障害者・聴覚障害者間におけるコミュニケーションの問題について考察を行った. 1.国際会議での発表 平成11年度に行った,視覚障害者・聴覚障害者間のインターネットを介した文字ベースのコミュニケーションについてまとめ,国際会議ICCHP2000(Karlsruhe Germany)において,2件の発表を行った. 2.対面場面での視覚障害者・聴覚障害者間のコミュニケーションの評価 平成11年度は,インターネットを介した,非対面の状況でのコミュニケーションについて評価・検討してきた.本年度は,対面場面でのコミュニケーションについて,(1)直接対話(読話等),(2)筆談,(3)手話・音声通訳を介する,(4)チャットを用いる,などの方法について,実際のコミュニケーション場面を通して評価した. 特にチャットに関しては,他者を介さず,「確実に」情報が伝わるなど,評価が高かった.また,対面場面ではPDAのような機器の小型化の要望もあった. 本研究の成果を,電子情報通信学会教育工学研究会にて発表した. 3.対面場面での聴覚障害者・健聴者間のコミュニケーションの評価 音声認識技術を用い,健聴者が発する音声をコンピュータが認識し,文字に変換して聴覚障害者に提示するシステムを実現し,評価した. 文字の表示方法については,個人差もあるが,発言と発言者および発言タイミングとの関連性が重要であることなどが明らかになった.本システムをウェアラブルコンピュータに実装し,音声化した文字をヘッドマウントディスプレイに表示することにより,システムを小型・汎用化できる. 本研究の成果を,電子情報通信学会教育工学研究会にて発表した.
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Research Products
(4 results)
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[Publications] H.Minagawa 他: "A character based communication system as a universal design, especially for the visually and hearing impaired"Proceedings of International Conference on Computers Helping People with Special Needs. ICCHP2000. 489-495 (2000)
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[Publications] M.Kobayashi 他: "Chatting system that supports communication between the visually and the hearing impaired"Proceedings of International Conference on Computers Helping People with Special Needs. ICCHP2000. 497-502 (2000)
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[Publications] 三好茂樹 他: "音声・文字変換技術を利用した聴覚障害者のための対話支援システムの検討"電子情報通信学会 信学技報(教育工学研究会). ET2000-125. 91-97 (2001)
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[Publications] 西岡知之 他: "視覚障害・聴覚障害者間の文字通信によるコミュニケーションに関する考察"電子情報通信学会 信学技報(教育工学研究会). ET2000-126. 99-102 (2001)