1999 Fiscal Year Annual Research Report
不完全通信環境下における論理型マルチエージェントシステムの構築
Project/Area Number |
11480070
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
佐藤 健 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (00271635)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩沼 宏治 山梨大学, 工学部, 助教授 (30176557)
坂間 千秋 和歌山大学, システム工学部, 助教授 (20273873)
井上 克巳 神戸大学, 工学部, 助教授 (10252321)
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Keywords | マルチエージェント / 不完全通信 / 投機的計算 / アブダクション / 仮設論理型プログラミング / 仮設推論 |
Research Abstract |
我々は,インターネットのように通信が必ずしも保証されていないような環境下において,マルチエージェントシステムによって問題解決を行なう手法の研究を行ない,以下の成果を得た. アブダクションを用いた投機的計算モデルの提案 他エージェントからの通信が遅延したときの計算モデルとして以下のような投機的計算モデルを提案した. ・他エージェントに通信して質問をする場合にあらかじめその回答の予想仮回答を用意しておき,その質問がなされたとき,または回答のデッドラインを超えたときに,その予想仮回答を用いて,投機的に計算を開始する. ・もし真の回答が来た場合には,真の回答が仮回答と矛盾していなければ,何もせず,矛盾していれば,その仮回答を使う直前の状態から計算をやり直す. 上記処理モデルのシュミレータの実装 逐次マシン上でマルチエージェントの通信を擬似的に発生させ,そのときの先行処理が正しく動くことを検証するために仮設論理プログラミングの照明手続きを拡張して回答到着のときの処理を追加することで,上記モデルのシュミレータを実装した.このシュミレータの回答到着の部分をインターネットと接続することにより実際の問題解決の実証が可能となると期待される.
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[Publications] 若木 利子,佐藤 健: "拡張論理プログラミングへの意味論的関係に基づく変換による優先順位付き極小限定の計算"人工知能学会誌. 14・3. 466-472 (1999)
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[Publications] N. Iwayama and K. Satoh: "Computing Abduction by Using TMS with Top-Down Expectation"Journal of Logic Programming. (印刷中). (2000)
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[Publications] K. Iwanuma and K. Kishino: "Lemma Generalization and Non-Unit Lemma Matching for Model Elimination"Lecture Note in Computer Science. Vol.1742. 163-176 (1999)
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[Publications] K. Inoue and C. Sakama: "Computing Extended Abduction through Transaction Programs"Annals of Mathematics and Artificial Intelligence. 25(3,4). 339-367 (1999)
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[Publications] C. Sakama and K. Inoue: "Updating Extended Logic programs through Abduction"Lecture Notes in Artificial Intelligence. Vol.1730. 147-161 (1999)