2000 Fiscal Year Annual Research Report
不完全通信環境下における論理型マルチエージェントシステムの構築
Project/Area Number |
11480070
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Research Institution | HOKKAIDO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
佐藤 健 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (00271635)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩沼 宏治 山梨大学, 工学部, 助教授 (30176557)
坂間 千秋 和歌山大学, システム工学部, 助教授 (20273873)
井上 克巳 神戸大学, 工学部, 助教授 (10252321)
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Keywords | マルチエージェント / 不完全通信 / 投機的計算 / アブダクション / 仮説論理型プログラミンク / 仮説推論 |
Research Abstract |
我々は,インターネットのように通信が必ずしも保証されていないような環境下において,マルチエージェントシステムによって問題解決を行なう手法の研究を行ない,前年度において提案した投機的先行処理モデルに関して以下の成果を得た. 並列シミュレータの実装 上記モデルを以下の2つの方式で分散マシン上にシミュレータを実装し,実際に通信の遅延が生じる場合を作り出して,上記モデルが正しい計算を行なうことを確認した.この方式を拡張していくことで,インターネット上での投機的先行処理システムの実現の見通しを得た. トップダウン方式による実装 初期ゴールからトップダウンにゴールを展開していき,質問が必要なときに質問と同時に投機的先行処理を行なう方式を考案し,実装を行なった. ボトムアップ方式による実装 スレーブエージェントに先に質問を行なっておき,その間にボトムアップに先行処理を行なう処理方式を考案し,JAVA言語を用いて実装を行なった. ICMAS2000での発表 International Conference on Multi-Agent Systemsで投機的先行処理に関する成果発表を行なった. CLIMA00ワークショップの企画 Computational Logic in Multi-Agent Systems(CLIMA)という国際ワークショップを企画し,マルチエージェントシステムの論理的定式化に関して議論を行なうとともに投機的先行処理モデルの論理プログラムによる意味論を提案した.
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Satoh, K.: "Speculative Computation by Abduction under Incomplete Communication Environments"Proc.of ICMAS2000. 263-270 (2000)
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[Publications] Inoue, K.: "A Simple Characterization of Extended Abduction"Proc.of CL2000, LNAI. 1861. 718-732 (2000)
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[Publications] Iwanuma, K.: "Completeness of Pruning Methods for Consequence Finding Procedure SOL"Proc.of FTP'2000. 89-100 (2000)