2000 Fiscal Year Annual Research Report
ネットワークにおけるコミュニケーション支援のための知識ライフサイクルの研究
Project/Area Number |
11480078
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
武田 英明 国立情報学研究所, 知能システム研究系, 助教授 (80252831)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西田 豊明 東京大学, 工学系研究科, 教授 (70135531)
吉岡 真治 国立情報学研究所, 情報学資源研究センター, 助手 (40290879)
市瀬 龍太郎 国立情報学研究所, 知能システム研究系, 助手 (00332156)
岩爪 道昭 理化学研究所, 脳科学総合研究センター, 研究員 (80319756)
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Keywords | オントロジー / エージェント / 知識ベース / 知識システム / 知識メディア |
Research Abstract |
本年度は本研究の第2年度であり、ネットワークにおけるコミュニケーション支援のための知識ライフサイクルの研究のためのいくつかの実験システムの作成を行い、考察を行った。 (1) ネットワークコミュニティにおけるコミュニケーション支援 この目的のためにインタフェースエージェントを用いたシステムを構築した。このシステムはコミュニティの参加者を表現するインタフェースエージェントとそれらが存在する場としてのWEBページからなる。参加者は自らのエージェントに自分の伝えたいメッセージを言語、身振り、行動、対人距離によって表現する。この方法により、参加者は時間的、空間的に離れていても身体性をもったコミュニケーションを行うことができる。このシステムを用いて実験を行い、適切な支援が行われていることを確認した。 (2) ネットワークコミュニティにおける共通話題ネットワークの発見 この目的のために個人のブックマークを収集して、その間の関係を発見するシステムを構築した。このシステムはブックマークのフォルダーを話題と仮定して、この異なるユーザのフォルダー間の関係を発見することで、話題のネットワークを構成する。このシステムを利用した実験を行い、フォルダーを単位として関係を発見することの有効性を確かめた。 (3) 環境からの自律的な知識の獲得 最も初期的な知識獲得段階として環境からの知識獲得についてシステムを構築して考察を行った。環境を理解するためには自らの身体性を抜きにはありえない。このため自らの身体性に基づく環境理解方法として接触センサに基づく効用関数の生成という方法を提案して実装した。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] K.Terada,T.Nakamura,H.Takeda,and T. Nishida.: "A cognitive robot architecture based on tactile and visual information"Advanced Robotics. 13巻8号. 767-778 (2000)