1999 Fiscal Year Annual Research Report
磁場およびマルチ・キャピラリファイバーを用いた中性子ビームの輸送
Project/Area Number |
11480119
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
鬼柳 善明 北海道大学, 工学研究科, 教授 (80002202)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古坂 道弘 高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 教授 (60156966)
川端 祐司 京都大学, 原子炉実験所, 助教授 (00224840)
澤村 貞史 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70002011)
曽山 和彦 日本原子力研究所, 研究員
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Keywords | マルチキャピラリーファイバー / 冷中性子輸送 / 磁気中性子レンズ / スピンフリッパー / 位置敏感型検出器 |
Research Abstract |
マルチキャピラリーファイバーを透過する中性子の強度が、中性子波長が短いところで計算と実験に不一致が見られた。その原因として、ファイバーの細かい歪みが設置の際にできていると考えてモデル計算を行った。その結果、定期的にはこの傾向を説明できることがわかった。 また、磁場による中性子収束実験においても、収束位置、収束強度について実験と計算に不一致がみられた。この現象が磁気レンズがたわんでいる事によって、ある程度説明できることが計算から明らかになった。また、凸レンズ、凹レンズを組み合わせた中性子ビーム収束装置に関する実験も行ったが、中性子スピンフリッパーの性能が悪かったため、収束平行化は行われなかった。現在、スピンフリッパーの改良を行っているところである。 中性子収束状況を測定するための位置敏感型中性子検出器を購入した。現在、それのセッティングを行っているところである。
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Research Products
(1 results)