1999 Fiscal Year Annual Research Report
好熱性シアノバクテリアの遺伝子操作技術の確立と光合成生産への応用
Project/Area Number |
11554035
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
池内 昌彦 東京大学, 総合文化研究科, 助教授 (20159601)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平野 昌彦 東レリサーチセンター, 生物研究部, 次長(研究職)
沈 建仁 東京大学, 理化学研究所・光合成研究, 主任研究員 (60261161)
井上 頼直 東京大学, 理化学研究所・光合成研究, 主任研究員 (70087592)
杉浦 美羽 大阪府立大学, 農学部, 助手 (80312255)
|
Keywords | シアノバクテリア / ラン藻 / 光合成生産 / 好熱性 / 遺伝子操作 / シャトルベクター / 光化学系II |
Research Abstract |
好熱性シアノバクテリアの遺伝子操作技術の改良と耐熱性タンパク質の単離を実証した。 (1)高熱性シアノバクテリアSynechococcus elongatusを無菌化し、プレートで長期増殖が可能な株を選別した。さらに、形質転換後のスクリーニング法を改良し、短期間で多数の形質転換体の単離を可能にした。現在、ブロードホストベクターを改変したプラスミドを形質転換し、その安定性と、プロモータ活性を検討中である。また、外来遺伝子として、グルコース輸送体の遺伝子の導入を試みている。 (2)光化学系2の遺伝子(psbB,psbI,psbK,psbT,psbV,psbU,psbX)をクローニングし、これらの遺伝子の破壊株を作成し、それぞれの遺伝子産物を含まない光化学系2複合体を単離した。好熱性シアノバクテリアを用いることによって、初めて、サブユニットを欠失して、しかも酸素発生活性を保持した系2複合体を単離することができた。
|
Research Products
(2 results)
-
[Publications] Umeda et al.: "Cloning of cellulose synthase genes from Acetobacter・・・"DNA Research. 6. 109-115 (1999)
-
[Publications] Okamoto et al.: "Experimental analysis of recently transposed・・・"DNA Research. 6. 265-273 (1999)