1999 Fiscal Year Annual Research Report
体動モニタリングベッドの開発と介護者支援への応用に関する研究
Project/Area Number |
11555069
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
森 武俊 東京大学, 大学院・工学系研究科, 講師 (20272586)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉見 知久 株式会社, デンソー・冷暖房開発第一部, 新事業開発担当部員(研究職)
鈴木 英弘 東京女子医科大学, 医学部, 教授
佐藤 知正 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (50235371)
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Keywords | 介護 / 体動 / ベッド / モニタリング / ヘルスケア / 行動蓄積 |
Research Abstract |
本研究の目的は、人間の無意識状態における「体動」という人間の最も根源的な行動を介して、これまで解明されていなかった痛みと身体動作の関係等の解明やそれに基づいた介護者の支援について実用化を目指して研究をすすめることにある。そのために病院で患者が寝ている間の自然な身体の動作を24時間常時計測し、そのデータを蓄えて処理できる体動モニタリングベッドを開発し、その有効性を臨床実験により明らかにすることを目指す. ベッドマットのしたに圧力センサを敷き詰め、人の寝ている状態の圧力分布を24時間常時計測し、そこから得られた圧力画像を画像処理することによって、患者の寝姿を計算機上に復元するシステムを開発した。病院で使用されるベッドシステムには、信頼性、清潔性、リクライニング構造といった特徴が求められるため、これまでに実現してきたセンサベッドの知見をベースにそれを改良して開発した。 看護婦や介護人にとって、寝ている人の体位を適切に変更したり、痛みの状態を把握したりするためには、人がどのような寝姿で寝ていたかという情報は非常に重要である.これは、とこずれを防止したり、寝ている人の苦痛を和らげたりするのに役に立つばかりでなく、介護人とのコミュニケーションを保つためにも体質的に重要である。人が寝ている際にどのように体を動かしているかを詳細にデータ収集・ていじすることができるソフトウェアを開発した。まだ、身体部位の一部がういていたり、体が大きくねじれたりする場合には対応できていないがそれは次年度の課題である。
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Research Products
(1 results)