1999 Fiscal Year Annual Research Report
多次元情報を用いた融雪流出管理システムの実用化に関する研究
Project/Area Number |
11555132
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小池 俊雄 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (30178173)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
陸 旻皎 地球フロンティア研究システム・地球変動研究所, 研究員
石平 博 山梨大学, 工学部, 講師 (80293439)
藤井 秀幸 長岡技術科学大学, 工学部, 教務職員 (60293247)
玉井 信行 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (90010818)
中川 和男 日本工営, 中央研究所, 研究員
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Keywords | 多次元情報 / 衛星リモートセンシング / 寒冷圏 / 水資源 / 情報管理システム / GIS |
Research Abstract |
水資源の有効利用を推進するにあたり、衛星による広域データと異なる水循環特性を有する流域データを比較・関連させることによって水資源の年々変動の実態を明らかにし、ケーススタディ領域において、適正な事業の実施、管理業務の効率化といった行政ニーズに応えるための流域情報の整備、共有化、事業の効率化・高度化を実現可能とする情報管理システム構築とシステムを機能させるために必要な下記の項目について検討を実施した。 1)対象流域の基礎データの収集整理 2)衛星プロダクツを用いた広域場での水循環の年々変動特性抽出 3)実務レベルでのリモートセンシングによる土地被覆把握手法検討 4)分布型流出モデルの高度化に関する検討 5)GISを活用した水資源管理システムの基本事項の検討 寒冷圏の流域としては、チベット高原を対象に融雪・凍土水文過程、降水過程プロセスを解析し、それぞれを組み合わせて、凍土融解プロセスおよび土壌水分の空間分布を表現できるモデルを開発し、地表面の空間不均一性が空間平均蒸発量算定に及ばす影響を定量的に評価した。また、水資源利用度が非常に高く、またアジア・オーストラリアモンスーンの年々変動やENSOサイクルが水資源に大きな影響を与えていると考えられるインドネシアのブランタス川流域を対象として、広域変動が地域水資源利用に与える影響度を長時間の資料により明らかにし、今後どのような情報管理システムを整備する必要があるかを調査した。ここでは特に水資源の有効利用を推進するにあたっては、適正な事業の実施、管理業務の効率化といった行政ニーズに応えるための流域情報の整備、共有化、事業の効率化・高度化を実現可能とする情報管理システム構築とシステムを機能させるために必要な事項についても検討した。
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Research Products
(2 results)