1999 Fiscal Year Annual Research Report
次世代超高温透光性耐火物-アルミニウムオキシナイトライドの物理化学とプロセシング
Project/Area Number |
11555191
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
福山 博之 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (40252259)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永田 和宏 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70114882)
須佐 匡裕 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (90187691)
金澤 幸 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (80302967)
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Keywords | 酸窒化アルミニウム / alon / 熱力学 / 標準生成ギブズエネルギー / 相平衡 / 酸化アルミニウム / 窒化アルミニウム |
Research Abstract |
酸窒化アルミニウム(alon)の標準生成ギブズエネルギーを次のような方法で測定した。 (1)AlN-Al_2O_3-C/N_2-COを平衡させ,質量分析計により気相中のCOとN_2の分圧を測定し,その結果より次式の反応の標準ギブズエネルギー変化を1750〜1900Kの温度範囲で決定した。 Al_2O_3(s)+3C(s)+N_2(g)=2AlN(s)+3CO(g) ΔG^○/kJ=532.6-0.2533T この結果により,この実験方法の妥当性を確認した。同様の実験手法を用いて,alonとAl_2O_3が平衡する反応の標準ギブズエネルギー変化を測定した。 (2)alon-Al_2O_3-C/N_2-COを平衡させ,質量分析計により気相中のCOとN_2の分圧を測定し,その結果より次式の反応の標準ギブズエネルギー変化を1900〜2100Kの温度範囲で決定した。 (64+x)/(3x)Al_2O_3(s)+3C(s)+N_2(g)=2/xAl_<(64+x)/3>O_<32-x>N_x(Al_2O_3sat.)+3CO(g) ΔG^○/kJ=651.2-0.3152T また,上記の二つの直線の交点からalonの共析温度を1903Kと決定した。さらに,2000KにおけるAl-C-N-O系相安定図を作成した。
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