1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11556009
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
露無 慎二 静岡大学, 農学部, 教授 (30090541)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平田 哲也 トモノアグリカ社, 生物研究所, 研究員
三田 悟 静岡大学, 遺伝子実験施設, 助教授 (20273170)
|
Keywords | 発光遺伝子 / トランスポゾン / 発光ファージ / 海洋細菌 / カンキツかいよう病菌 / 火傷病菌 / ポラロイドフィルム |
Research Abstract |
海洋細菌Vibrio fisherii の発光遺伝子とluxAとluxBを含む断片とカナマイシン耐性カセットとを広宿主プラスミド上のトランスポゾンTn5及びTn3の末端部に挿入した。まず、このプラスミドを大腸菌形質転換体にλファージを感染させ、この溶菌液より得たファージを再度大腸菌に感染させた後、カナマイシン耐性により発光遺伝子導入ファージを分離し、本トランスポゾンが種々細菌検出用発光ファージを分離するために有用であることを示した。大腸菌検出用ファージを用いて迅速且つ正確な検出があることを確認した。また、発光遺伝子として、アメリカホタルのルシフェラーゼが、基質(ルシフェリン)の取り扱い、感度とも優れていることが判り、本遺伝子の融合用プラスミドも作成した。神戸植物検疫所、名古屋植物検疫所を見学し、特にカンキツかいよう病菌及びナシ・リンゴ傷病菌の植物検疫における問題点について討論し、本法の迅速な多検体検査システムの構築の必要性を学び、フォトカウンティングによる高感度化学発光測定機を用いる方法の他、高感度ポラロイドフィルム(ISO20,000)を用いた検査システムについても検出試験を行った。則ちろ紙に微量の検体懸濁液をスポットし、発光をフィルムで観察した。その結果、正確な定量的測定は難しいが、約40検体の検査を一枚のフィルムで検査できることが判った。
|
-
[Publications] S.SUBANDIYAH: "Comparison of 16s rDNA and 16s/23s Intergeneric…"Plant Disease. 84巻・1号. 15-18 (2000)
-
[Publications] C.Rouanet: "Regulation of pelD and pelE encoding major…"J.Bacteriol. 181. 5948-5957 (1999)
-
[Publications] K.Nomura: "Self-regulation of Pir,a regulatory protein..."Mole.Plant-Microbe Interact.. 12(5). 385-390 (1999)
-
[Publications] S.Suzuki: "Activity of Pectinase in conidia and…"Ann.Phytopathol Soc Japan. 65(2). 131-138 (1999)
-
[Publications] H.Kanamori: "Comparison and nucleotide sequence…"Ann.Phytopathol Soc Japan. 65(1). 110-115 (1999)