1999 Fiscal Year Annual Research Report
光老化モデルマウスの開発:エラスチン・プロモーター/蛍光蛋白発現遺伝子導入線維芽細胞による紫外線障害の迅速診断
Project/Area Number |
11557062
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
今 淳 弘前大学, 医学部・附属病院, 講師 (60271798)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
玉井 克人 弘前大学, 医学部, 助教授 (20236730)
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Keywords | 光老化 / エラスチンプロモーター / solar elastosis / 紫外線 / 線維芽細胞 / サンスクリーン |
Research Abstract |
1.ヒト・エラスチンプロモーター/蛍光蛋白発現ベクターの構築 ヒト・エラスチン・プロモーター領域遺伝子をgreen fluorescent protein(GFP)遺伝子発現子ベクター(pEGFP-1 Promoter Recepter Vector)に組込み、ヒト・エラスチン・プロモーターと蛍光蛋白とのキメラコンストラクトを調製した。 2.ヒト・エラスチン・プロモーター遺伝子のマウス線維芽細胞への導入及び蛍光蛋白発現の測定 リポソーム法にてエラスチンプロモーター/蛍光蛋白発現ベクターをマウス線維芽細胞に導入し,次いで中波長紫外線UVBを照射した。その結果,導入されたヒト・エラスチン・プロモーター領域遺伝子のプロモーター活性はUVBにより著明に増強することを明らかにした。同時に蛍光顕微鏡による観察から,実際に線維芽細胞内で蛍光蛋白が発現されていることも確認した。
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