2000 Fiscal Year Annual Research Report
口腔癌の遺伝子治療における細胞ターゲティング法の確立に関する研究
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11557156
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
高橋 雄三 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (50014329)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
PODYMA KATARZYNA A. 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教務職員 (90302877)
柳下 正樹 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (70132793)
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Keywords | 遺伝子導入 / 口腔癌 / 扁平上皮癌 |
Research Abstract |
マウスの舌に口腔扁平上皮癌細胞株(HSC2由来)を繰り返し注入して腫瘍を作らせては、摘出・エクスプラント法で分離して、マウス舌に生着しやすい細胞株KH2の樹立を行った。一方、口腔扁平上皮癌細胞株に対する、アデノウィルスベクター(pJM17)を用いたCD80遺伝子導入効率の検討では、リポフェクタミンを併用することで、導入効率を82〜88%にまで高めることができた。これらをもとに、ヌードマウスの正常舌に口腔扁平上皮癌細胞を移植した腫瘍組織に対して、プラスミドDNAの注入・投与方法を検討し、最適な遺伝子導入条件を検討していった。予備実験段階では、導入された遺伝子の発現は、表在性にとどまり、また、発現がtransientにしかみられず、stableな遺伝子発現は難しいと考える。今後、エレクトロポレーション法と組み合わせて、腫瘍の深在部への導入を検討していく。同様に、米国において、アデノウイルスベクターをつかった遺伝子治療の死亡例が報告されており、あらたなベクターでの検討、アデノ随伴ウィルスベクター、レトロウイルスなどの利用を再検討、計画している。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Seiki Mogi, et al.: "Tumor rejection by gene transfer of 4-1 BBL ligand into a CD80+murine squamous cell cartinoma and the requirements of constimulatory molecules on tumor and host cells."Immunology. 101(4). 541-547 (2000)
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[Publications] 日本生化学会 編 柳下正樹,K.A.Podyma 他: "基礎生化学実験法 第5巻 脂質・糖質・複合糖質"東京科学同人. (2000)