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1999 Fiscal Year Annual Research Report

アルツハイマー病における異常リン酸化タンパク生成のメカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 11557184
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

山内 卓  徳島大学, 薬学部, 教授 (90041813)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉村 好之  徳島大学, 薬学部, 助手 (20035554)
Keywordsアルツハイマー病 / タウ / CaM kinaseII / P19細胞 / リン酸化
Research Abstract

タウ-タンパクの異常リン酸化の原因を調べ、アルツハイマー病の病因を明かにするための基礎として以下の研究を行なった。(1)タウcDNAをP19細胞に導入し、タウを安定に発現する細胞を作製することに成功した。P19細胞は、未分化の細胞であるが、培養条件を選ぶことにより神経に分化させることができる。神経分化したP19細胞では、CaM kinaseIIが誘導されることを見い出したことから、タウ導入細胞の分化誘導とタウのリン酸化の関係を解析している。(2)タウ導入P19細胞では神経分化の条件により、細胞の形態変化が起こることを見い出したので、詳細に解析している。(3)P19細胞では神経分化にともない、CaM kinaseIIが誘導されるとともに、スプライシングの異なる産物が生成することが明かになり、神経分化におけるCaM kinaseII役割が注目された。(4)P19細胞以外の神経芽細胞にタウcDNAを導入し、タウタンパクを安定に発現する細胞を作製している。現在のところ成功していないが、タイタンパクの発現と細胞の形態形成に対する効果を調べる。(5)タウcDNAとCaM kinaseII cDNAを同時に培養神経芽細胞に導入し、両者同時に過剰発現する細胞を単離するために、タウcDNAの発現ベクターを構築した。(6)タウタンパクを大量に精製するための発現ベクターの構築を行なっている。タウタンパクを大量に調製し、種々のプロテインキナーゼを作用させリン酸化をタンパクレベルで解析し、タウタンパクが不溶性になる条件を明かにする。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Yoshimura,Y.et al.: "Protein phosphatase 1 is involved in ・・・"FEBS Lett. 446. 239-242 (1999)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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