2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11558001
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
須田 和裕 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (70192135)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯星 穣治 DKH(株), 開発部, 研究員(研究職)
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Keywords | ラット / 画像処理 / 運動量 / 位置検出装置 / リアルタイム / ビデオレコーダ / 監視カメラ / 録画 |
Research Abstract |
本研究は画像処理技術を利用しあたらしいラット走トレーニング装置を開発するものである。 最近の画像処理技術の発達に伴い、新たに比較的安価な位置検出装置が利用できるようになった。この装置はリアルタイムで画像中のある一定以上の大きさの色の位置座標をコンピュータに出力することができる。例えばある種のラットは白い毛皮に覆われている。そこでラットの走行面の色を白とコントラストのある色にしておけばラットの位置座標がリアルタイムで連続して出力され、ラットの運動量が計測できる。一方防犯用の監視カメラ、駒落ちビデオも多種類が出回るようになり,赤外線を利用することにより昼夜問わず撮影が可能であり、また通常の速度で録画すると120分しか録画できない1本のビデオテープに最大で40日間録画できるビデオレコーダも利用できるようになった。画像解析装置はリアルタイムで解析できるため毎秒30コマの位置座標を検出することはできるが、ラットの運動量を測定する際そのようなサンプリングレートで測定する必要は必ずしもなく、長期にわたって測定する際はむしろデータの無駄(おなじ位置座標のデータ)が多すぎて保存や処理の負荷が大きくなるという問題点も生じてくる。また、画像処理装置の動作不良が起こった際は計測できない。そこで長期に運動量を測定する際、動作が安定しているビデオレコーダにいったん録画しておいて解析するほうが有利であると考えられる。そこで本年度はビデオレコーダにいったん収録し解析するシステムを構築した。また、ラットの状況を飼育室から離れた場所でも随時チェックできるよう映像を無線で送出し、別の場所で監視,録画できるシステムとした。現在このシステムによりラットの運動量のデータ収集中である。
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