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1999 Fiscal Year Annual Research Report

潜在的な数学的能力の測定用具の開発的研究

Research Project

Project/Area Number 11558025
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

中原 忠男  広島大学, 教育学部, 教授 (90034818)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 金本 良道  埼玉大学, 教育学部, 教授 (50106051)
崎谷 真也  兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (00036667)
重松 敬一  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (40116281)
小山 正孝  広島大学, 教育学部, 助教授 (30186837)
植田 敦三  広島大学, 学校教育学部, 助教授 (50168621)
Keywords潜在力 / 学力 / 数学的能力 / 知能 / 達成度
Research Abstract

本年度は、次の3つの研究、調査を行った。
1.潜在的な数学的能力についての基礎的な研究
2.中学生用の調査問題の第1次案の作成と予備調査
3.小学生用の調査問題の基礎調査と0次案の作成
1については、知能テスト、クルチェフスキーの数学的能力の研究、本研究の基礎となっているイギリスのBurghes教授らの研究などに基づいて研究を進めた。本研究で開発する潜在的な数学的能力の測定用具は、知能テストと数学達成度テストの中間的な能力を測定しようとするものであることを確認するとともに、そうした能力は、どのような構成要素からなるか、年齢と共に発達するものか、数学の知識技能とどのようにかかわるのかなどについて論議した。その結果、現時点においては、構成要素はBurghes教授らの研究に基づいて、「理論的思考力」「パターン認識力」「問題解決力」「空間認識力」「数の理解・活揚力」の5つとすることとした。また、基礎的な数学的知識の活用とは関わるものであり、それに関連して年齢と共にある程度は発達するものであると捉えることとした。
2については、1の捉え方に基づいて、中学生用の第1次案(A)(B)を作成し、予備調査を実施した。その結果、大旨仮説に近い結果が得られたが、構成要素間の得点差や学年間の特点差などになお検討すべき点があることが見いだされた。
3については、算数の基礎学力調査や帰納的推論・類似的推論などの調査を行うとともに、小学生用の潜在的な数学的能力を測定する調査問題を作成した。
本年度は、研究の初年度であるので、結論的な成果といえるほどのものはまだ得られていない。しかし、研究はほぼ計画通りに進行しており、今年度の研究に基づいて、理論的な研究と実証的な研究を相互作用させていくことにより、所期の目的が達成されると考えている。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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