1999 Fiscal Year Annual Research Report
統合的な内容検索が可能な画像情報サービスの研究開発
Project/Area Number |
11558041
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
加藤 俊一 中央大学, 理工学部, 教授 (50297107)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
庄司 裕子 川村学園女子大学, 教育学部, 講師 (30286174)
小林 秀行 オムロン株式会社, IT研究所, 研究員
太田 俊二 オムロン株式会社, IT研究所, 研究員
酒井 博敬 中央大学, 理工学部, 教授 (00170564)
坂根 茂幸 中央大学, 理工学部, 教授 (10276694)
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Keywords | 感性情報処理 / 感性モデル / 例示検索 / 類似検索 / フルカラー画像 / 3次元物体モデル |
Research Abstract |
我々は感性の工学的なモデル化法として、写真などのマルチメディアデータと、これを見た時に受ける印象を表現した言葉の間の相関関係を統計的に発見する手法と、印象語から適切なマルチメディアデータを検索する感性検索アルゴリズムを開発してきた。 本年度は、この枠組み上で、未知の写真などのマルチメディアデータを与えて、計算機に、この写真が特定の利用者にどのような印象語を想起させるかを推定するアルゴリズムを開発した。 このアルゴリズムと感性検索アルゴリズムを統合的に利用することで、風景写真と絵画、テクスチャなど、異なったコンテンツのマルチメディアデータ間でも、例えば、風景写真から印象語を推定し、その印象語にふさわしいテクスチャを検索できるように、主観的な基準に基づいたマルチメディア感性検索が可能となる。 本年度はまた、客観的なキーワードをキーとして、インターネット上の複数の画像サーチエンジンを単一のインタフェースから利用し、回答として得られた画像群を自動的に統合しつつ、さらに感性のモデルに基づいて印象語でフィルタリングするメカニズムを開発した。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Tatsuya Shibata,Toshikazu Kato: ""Kansei"Image Retrieval System for Street Landscape -- Discrimination and Graphical parameters based on Correlation of Two Images--"1999 IEEE International Conference on Systems,Man and Cybernetics(SMC'99). (1999)
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[Publications] R.Inder,N.Bianchi-Berthouze,T.Kato: "K-DIME:A Software Framework for Kansei Filtering of Internet Material"Proc.of IEEE International Conference on Systems,Man and Cybernetics. V.4. 358-363 (1999)
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[Publications] 有木康雄、上原邦昭、田中克己、加藤俊一、河野浩之、西尾章治郎: "情報の構造化と検索(岩波講座 マルチメディア情報学 第8巻)"岩波書店. 303 (2000)