1999 Fiscal Year Annual Research Report
教師が活用できる児童生徒の人間関係能力育成プログラムの開発
Project/Area Number |
11610098
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
河村 茂雄 岩手大学, 教育学部, 助教授 (40302046)
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Keywords | 学級集団 / コミュニケーション能力 / ソーシャルスキル / ビリーフ / 小学生 / 中学生 / 教授方法 |
Research Abstract |
本研究は、小学校、中学校の教師が、学級集団を単位として、児童・生徒個々の人間関係能力を育成するプログラムを開発することを目的としている。 初年度である本年度は、小学校、中学校の児童・生徒および教師に、次の4点について、児童・生徒約600人、教師約80人に実態の予備調査を実施した。 【児童・生徒に対して】 (1)対人関係をうまく形成できない、集団に不適応感を抱く背景となるソーシャルスキルの欠如した領域 (2)建設的な対人関係や集団との関わりを妨げるビリーフ 【教師に対して】 (3)対人関係をうまく形成できない児童・生徒、集団不適応傾向の児童・生徒の特性や特徴的な行動・態度 (4)(3)のような児童・生徒に対して、今まで行ってきた対応 以上の4点である。 そして調査結果を、ビリーフ150項目、ソーシャルスキル300項目に整理した。さらに、整理された項目を質問紙として作成し直して、小学生、中学生約6000人、教師約300人に調査を実施した。現在、調査結果の回収・データ入力中であり、4月中には実態調査の総合的な結果が明らかにできる予定である。
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